ニュース

ニュース

工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

遂にデフレからインフレに!?

国が発表するデータを見る限り、
ようやく日本は長く続いたデフレ期間を脱却し、
インフレ局面に突入したのではないでしょうか。

そして、そうなるとこれまでとは
お金に対する考え方を変えざるを得なくなります。

物価が上がらない、
あるいは下がっている状態のデフレ局面では、
現金は資産を防衛するにはそれなりに良い手段なのに対し、
物価が上がっている状態のインフレ局面では、
その真逆になってしまうからです。

これまで1000円で変えていたものが
1500円になってしまったとしたら、
150万円の貯金の価値は
100万円に目減りしてしまいますからね。

つまり、お金を現金だけで持っておくことは、
インフレ局面では絶対にやめた方がいいというわけですね。

おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。

ゆえ、家づくりにおいても
自己資金として内入れ出来るまとまった現金があり、
それを現金のまま置いておこうというお考えをお持ちである方は、
以下のどちらかを選択していただくことをオススメしています。

選択肢その1

まず一つ目の選択肢が、
出来るだけ内入れし住宅ローンの借入額を減らす
ということです。

インフレになるということは
住宅ローン金利が上昇するリスクも高まるということなので、
インフレによる現金の価値の目減りを防ぐとともに、
借入額を減らすことによって
金利上昇による返済負担上昇リスクも軽減出来るからです。

また、近い将来金利が上がる可能性が高まるのだとしたら
内金を入れることによって借入額を減らすことが出来れば、
少々金利が高めである固定金利を選んだとて
返済負担が大幅に増えるということもありませんしね。

個人的には、ローン返済額が減った分、
浮いた資金を長期積立投資に回し続けていただくのが
理想的だと考えています。

毎月、もしくは毎日、
全世界株式のインデックスファンドを
ローン返済期間中買い続けていただくという感じですね。

一例を挙げると、
4500万円の借入を4000万円に減らすことが出来れば、
金利1%、40年返済だとすると
毎月12,643円フローが生まれる。
それを今後40年間ずっと毎月投資に回していただくとして、
それが年率3%平均でお金が増え続けていくとしたら
元本を合計した6,068,640円が
40年後には11,782,760円にまでなるという感じです。

そしてこれを「つみたてNISA」で運用していったとしたら、
増えた分に対して通常かかる約20%の税金が全くかからないので
増えた分が丸々手取りになるというわけですね。

まず1つ目の選択肢がこれです。

選択肢その2

続いて、2つ目の選択肢。
こちらは仮に内入れ出来る現金があるとしても内入れせず
ほぼ全額銀行から借りてその現金を長期積立投資に回す
という選択肢です。

仮に500万円現金があるとしたら、
40年ローンだと考えると
先程と同じぐらいの金額を長期積立投資に回していただける
というイメージですね。

ただし、この場合
借入額が多くなる分利息の支払いが多くなるので、
その分選択肢1より手元に残るお金が少なくなります。

具体例を挙げると、
4000万円の借入を
金利1%、40年返済で借りた場合の総支払利息と
4500万円の借入を
金利1%、40年返済で借りた場合の総支払い利息とでは、
1,068,640円差があるという感じです。

ゆえ、個人的には
選択肢その2よりはその1を選んでいただく方が
良いのではないかと考えています。

もっとも選択肢その2の場合は、
借入額が大きい分
借入名義人に万が一のことが起こった場合、
団体信用生命保険によって
全額繰上げ返済される額も大きくなるので、
そのリスクが高そうなご家庭の場合、
こちらの方がいいかもしれませんが・・

それはさておき、
今回の結論としては、
インフレ局面においては
現金を現金のまま置いておくのは良い選択肢ではないので、
どのみち長期的な目線を持って積立投資をしてください!
というお話でした。

それでは・・・。