2023/12/19
人は「得をする」ことよりも
「損をする」ことに対して
過剰に反応する生き物だと言われています。
要は、本能的に損失を回避しようとする
生き物だというわけですね。
例えば、100円玉を投げて、
表が出たら10万円が手に入り
裏が出たら5万円を失うという
賭けがあるとした場合、
確率論的に考えると、
この賭けには本来乗るべきですよね。
表と裏が出る確率は50%だからです。
つまり、この賭けを2回やった場合、
どっちも勝って20万円得をする可能性と、
どっちも負けて10万円損をする可能性もあるものの、
確率論的には半々になって
5万円得をする可能性が一番高いので、
乗るべきだということなんですが、
しかし、頭では理解していながらも、
本能的にそうは出来ないのが人ってもんですよねー。
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
そんなわけで、どうやら僕たちは
損をする可能性があるものには、
なかなか思い切って挑戦しにくいように
なってしまっているようです。
実際、貯金に関しても、
全く増えないと分かっていても
絶対に減ることはないので、
とりあえず銀行に預けておけばいい
というのもこの損失回避マインドだし、
保険に至っては、
長くかけておけば損をしないどころか、
もしもの時の補償まで備えているわけですしね。
そら、みんな
海のものとも山のものとも分からない積立投資よりも
こっちを優先するのはごく当たり前だと思います。
まー、そうは言っても、
これから先をお金の不安をなく生きていくためには、
銀行預金や保険を掛けつつも
積立投資もしていかないといけないので、
弊社で家を建てる方には、
半ば強制的にオススメさせていただいていますけどね。
そして、こと家づくりにおいても、
この損失回避マインドは必ずあります。
と言っても、金銭的なことではなく
「後悔するぐらいなら」ってやつですが。
後から出来ないことは後悔しなくていいように
今のうちにやっておこうか、的なやつです。
仮にそれらによって
家の価格が上がったとしても、
35年ローンに慣らしてしまえば
毎月わずか数千円の負担で
メンタル的な損失が回避出来ちゃうわけですからね。
まー実際は、
今後この負担増がボディブローのように
地味に効いてくるわけなんですが。
この代表的なものが、
「部屋の数」や「部屋の広さ」ですね。
もし、子供がもう1人出来たら。
もし、誰かが泊まりに来たら。
もし、親と同居になったら。
もし、荷物がもっと増えたら。
もし、収納が足りなかったら。
と考えたら、予算的にいけそうなら
それらに備えておいて損はない
と思ってしまいますからね。
まだまだ、他にもいっぱいありますけどね。
まー、予算的に問題ないなら、
やりたいことをガンガン詰め込んでいただいても
いいんですけどね。
あくまで問題なのは
その損失回避マインドを満たすために、
予算的な無理をしてしまうことなので、
なかなか難しいことではありますが、
そのバランスをとりながら
家づくりをしていただけたらと思います。
それでは・・・。