2023/06/07
土地を買わないといけないとしたら、
誰もが日当たりが良い土地にしたいとお考えになると思います。
そして、その代名詞である南向きの土地を中心に
土地選びをすることと思います。
確かに、南向きの土地は日陰が全く出来ないことから
そうじゃない土地に比べて安定の日当たりとなるのですが、
一方で、大きなデメリットが2つあることも知っておく必要があります。
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
では、そのデメリットとは一体どんなことなのでしょうか?
言われてみると「はっ!?」と感じることなのですが、
案外みんな知らないので、
ぜひこの機会に覚えておいていただけたらと思います。
なぜ「高い」という言葉を4つも並べたのかというと、
土地・家・外構・借り入れ、
この4つが全て最も割高になるのがこの南向きの土地だからです。
1つ1つ紐解いていきましょう。
まずは土地から。
あなたが良い(欲しい)と思っているものは、
他のみんなも良い(欲しい)と思っているから、です。
つまり、供給よりも需要が上回る商品には、
自然と高い価格が設定されるというわけですね。
では、続いて家と外構について。
南向きの土地に建つ家は外から丸見えになってしまうため、
プライバシーを守るための工事が必要となります。
例えば、リビングの延長線には
ウッドデッキをつくるのが定番スタイルですが、
外から丸見えのままのデッキでは、
落ち着いてバーベキューも出来なければ、
リクライニングチェアに座って日向ぼっこも出来ませんよね?
ゆえ、デッキの周りに目隠しをつくる、
あるいは敷地の塀を高くするなどの工夫が必要となり、
それらに莫大なコストがかかることになります。
南につくる大きな窓には
部屋の中の丸見えを防ぐためにカーテンを、
熱や光線、そして飛散物を防ぐためにシャッターを
設置せざるを得なくなってしまうため、
それらもコストが嵩む原因となりますしね。
そんなわけで、南向きの土地は
土地に加えて家や外構まで高くなりやすいのですが、
この結果、銀行からの借り入れも高くなるというわけです。
そして、もう1つのデメリットが
ずっとカーテンが開けられないことです。
なんせ外から家の中が丸見えになるわけですからね。
結果、光が充分に入ってこなくなり、
朝からずっと照明なしでは過ごせなくなります。
薄暗いどんよりとしたキッチンで料理を作らなくてはいけなくなります。
薄暗くジメジメとした洗面で身支度をしなくてはいけなくなります。
悲しい現実ですが、
これもまた南向きであるがゆえに起こりやすいことです。
以上の2つの理由から、
南向きの土地にこだわる必要はないと思っている次第です。
というわけなので、
100点満点のように評される南向きの土地にも、
プライバシー問題・明るさ問題・コスト問題が
存在するということを、まずは知っていただければと思います。
そして、土地選びの際には
南向きにこだわらないようにしていただければと思います。
それでは・・・。