2022/11/08
脱炭素の流れが加速することによって、
今後、確実に電気料金は上がっていく
と言われています。
そして、その上昇率たるや
毎年3%ぐらいだと言われているのですが、
この数字で試算してみると
なんと24年後には電気料金が2倍になるという
恐ろしい結果が導き出されます・・・
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
そんなこんなで、
私たちはその煽りをモロに受けないためにも、
家を建てる時に、
その防御策を企てておかないといけないのですが、
では、具体的にはどのようにすればいいのでしょうか?
まずやるべきことはコレです。
断熱を強化することで、
外気の影響を受けにくくし、
かつ中の熱を外に逃がしにくくする
ということですね。
とはいえ、これに関しては、
国も明確な指針を出しており、
今やどの住宅会社でも多少の差異はあるものの、
必須で取り組んでいることなので、
これに関してはサラッと流して
次のコトをお伝えしていきますね。
断熱機能に優れた家にした上で、
同時にやるべきことがこれです。
つまり、いらない場所を削ることで面積を最小化し、
結果、体積を最小化するということです。
体積が小さくなれば、
その分さらに冷暖房効果が高くなり、
結果、部屋ごとに出来る温度差を
最小化しやすくなるからです。
中でも高断熱化された家に
もっとも不必要な場所が
「廊下」ではないでしょうか。
廊下があるとそこが断熱層となり
空気の循環を止めてしまうからです。
なんせ廊下のドアは、
閉めなきゃいけないって
思っちゃいますからねー(笑)
いやはや。寒い実家暮らしの癖とでも言いましょうか。
この他、部屋数や部屋の広さなども
よく考えてつくることが大切です。
自分たちがそうしたように、
子供たちだってやがて家を出て行くわけですからね。
というわけで、
そんな合理的なことを考えつつ面積を削っていただくと、
なおのこと無駄な電気料金を防ぎやすいのではないか
と思っている次第です。
そして、高騰する電気料金を防御する
3つ目の対策がこれです。
理由は、先程の2つの対策は、
あくまで冷暖房コストを抑えることしか出来ないため、
それだけでは不十分だからです。
実は冷暖房費が全電気の中で占める割合は、
わずか約28%しかないという
データが国から発表されています。
冷暖房を1年中ずっと
使っているわけではないので、
当たり前と言えば当たり前なんですけどね。
じゃあ、電気代は一体何にかかっているのかと言うと、
冷暖房と同じぐらいの比率でかかっているのが「給湯器」で、
冷暖房や給湯器以上にかかっているのが「家電製品」です。
「給湯器」も「家電製品」も1年中使っていますからね。
なので、電気料金を抑えるためには、
これらの電気を買わないように
しなければいけないというわけです。
以前に比べてずいぶんと高くなってしまった昼間の電気を。
そして、それが出来る唯一の手段が
太陽光パネルを設置するというわけですね。
かつ、エコキュートの焚き出しも深夜にするのではなく
昼間にするといった感じでしょうかね。
ちなみに、蓄電池を一緒に買えば、
夜の電気も買わなくてよくなるのですが、
蓄電池に関しては
出立ちの太陽光パネルよろしくまだまだお高いので、
もっと値段がこなれてくるまではといったところでしょうか。
これが僕なりに考えている
電気料金という生涯かかり続ける
厄介なランニングコストを最小限に抑えるための工夫です。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
それでは・・・。