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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

収入と低金利と家づくりと

専業主婦世帯と共働き世帯の推移
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

冒頭の図をご覧いただくと分かりますが、
1997年を境として専業主婦と共働きの世帯数が逆転し、
現在では、その差がなんと倍以上に広がっています。

このように、今は夫婦が協力して仕事・家事・育児を
こなしていくのが当たり前となっているわけですが、
とはいえ、働き方や雇用形態によって、
手元に入ってくるお金は大きく違ってきます。

正社員と非正社員の賃金格差
例えば、このデータからもお分かりいただけるように、
正社員で働くのと、非正社員やパート・アルバイトで
働くのとでは賃金が大きく異なります。

また、この差は賃金だけじゃなく、
年金にも大きく響いてきます。
会社が半分負担してくれる
厚生年金に加入出来るかどうかも違ってくるからです。

それゆえ、個人的には夫婦ともに
正社員として働くことをオススメしているのですが、
実情としては、女性の約半分は
非正規の形でしか働くことしか出来ず、
また、男性でも4人に1人は、
正社員になれていないと言われています。

どうやら、90年代に20%程度だった非正規の方の割合は、
ここ最近は、40%程度まで倍増しているようですからね。

お金を増やすという選択肢

このような状況なので、
思うように働けず不憫を感じている方が多いと思いますが、
そんな方に知っていただきたいことが、
”お金を増やす方法を知る”ということです。

もちろん、この話は
非正規で働く方に限った話ではありませんけどね。

今の日本は、ずっと超低金利が続いていて、
銀行の定期預金金利はたった0.01%しかありません。

これは、すなわち
定期預金に預けたお金が2倍になるまでには、
なんと7200年もかかるということであり、
生きている限りだと全くお金が増えないということです。

しかし、昔の名残のせいか
みんな当たり前のように
全てのお金を銀行にお金を預けようとします。

おそらく、1973年当時は政策金利が9%もあり、
単純に銀行にお金を預けているだけで、
8年で2倍になっていたので、
その慣習が未だ根強く残っているのかもしれません。

また、銀行に預けていても増えないとは分かっていても、
減るリスクを取るぐらいなら増えない方がまだマシか、
と考えてしまうことも大きな原因の1つだと思います。

とはいえ、銀行だって
時間外でお金を引き出せば、
利息の数百倍もの手数料を取られるし、
振り込みするとなれば、
さらにその数倍の手数料を取られるんですけどね。

積立投資という選択肢

では、どうすべきなのかと言うと、
個人的には小さな金額でもいいから、
たった今からコツコツと毎月積立投資を
していくのがベストだと思っています。

例えば「つみたてNISA」という
制度を聞いたことがあるでしょうか?
また「iDeCo」という制度を
聞いたことはあるでしょうか?

これらは、いわゆる投資商品を自分で選び、
それに継続的に積立をしていくための制度で、
いずれも税制優遇があるものなのですが、
例外なくみんなこの2つの制度に取り組むべきです。

理由は簡単で、
銀行にお金を預けていくよりも
遥かにお金が増える可能性が高いからです。

これらについての細かい話は
また別の機会でお伝え出来ればと思いますが、
要は、昔の慣習にとらわれず、
時代に合わせたやり方を覚えることが
とっても大事だということを
まずは知ってもらえたらと思っています。
お金のことも家づくりも。

そして、積立資金が捻出できるような
資金計画を行い、その予算の中で出来る
家づくりをしてもらえたらと思います。

それでは・・・。