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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

家を持つということ

「家賃を払うくらいなら早く家を建てた方がいい」
と巷ではよく言われています。

家を持てば資産になるし、
過去最低基準の低金利が続いているしで、
その理屈はごもっともなことなのですが、
かといって、果たしてみんながみんな若いうちから
家を持つことが正解なのでしょうか?

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

例えば、賃貸住宅は、
家賃だけを払っていればいいですが、
自分の家を持つと、ローン返済だけをしていれば
いいわけではありません。

固定資産税を払わないといけないし、
50〜60年住み続けていくために、
定期的に外壁塗装や修繕などをしなければいけないため、
その費用も計画的に積み立てていく必要があるからです。

それゆえ、単純に家賃と比較するのではなく、
こういった費用も含めた上で、
どっちの選択をするのかを検討すべきだし、
家を持つという選択をするならば、
この維持費用がずっと掛かり続けることを
理解しておかないといけません。

また、子供たちが小さいうちに家を建てるとなれば、
学校を中心に考えて土地を買うことになるため、
土地代も高くなりやすいし、
最大人数を想定して間取りをつくってしまうため、
家の価格も高くなりやすくなります。

つまり、必然的に家づくりの費用が割高になりやすいため、
ローン返済の負担が大きくなり、
結果的に、貯蓄が出来なくなってしまう
原因になりかねない、というわけですね。

それゆえ、子供たちはいつまでも学校に行くわけじゃないし、
いつまでも家にいるわけじゃない、
ということも踏まえた上で、
予算をなるだけ抑えられるように、
土地選びをし、間取りを考える必要があります。

結果、固定費が削減出来、家計に余裕が生まれ、
老後や教育のための貯蓄をすることが出来るようになります。

貯蓄出来るゆとりを持つこと!

もっとも最悪なのは、貯蓄が全く出来ないような予算で
家を建ててしまうことです。
こんな状況になってしまうんだったら、
家なんて建てない方がマシです。

貯蓄するゆとりがない懐状態で
家なんて建ててしまったら、
倒産や解雇、減給といった不測の事態が起こった時に、
たちどころに家を手放すことになりかねないからです。
これから先は、税や社会保障費の負担増によって、
可処分所得が下がってしまう可能性が高いですしね。

それゆえ、充分な貯蓄がない
若いうちから家を持つとするなら、
家を持ちながら貯蓄していけるように、
ゆとりを持たせながら家づくりをしてください。

例えば、利便性が良い土地を買うなら、
車を1人1台持つのではなく、
1家に1台にするという選択肢があります。
これだけで毎月の負担が5万円程度減るので、
その分を貯蓄に回せますからね。

また、やがて子供たちは出ていくので、
子供部屋の広さや部屋数を
最小限にするという選択肢を持つことも
非常に大切なことではないでしょうか?
家の価格は、単純に面積に連動するわけですからね。

土地の広さに関しても家と同様です。
立地にもよりますが、単純に土地面積が大きくなれば、
土地価格も高くなってしまいますからね。

ということで、結論としては充分な貯蓄をしながら
家を持つことが出来そうなら、
なるだけ早く家を持つことはいいことだと思うので、
きちんとライフプランをした上で、
予算の計画を立ててもらえたらと思います。

それでは・・・。