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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

家に欠かせないお金の話

家づくりをする時には、今の状況だけじゃなく
将来のことまで考えた上で、資金計画を立てるべきです。

つまり、単純に収入がいくらだから
これくらいの予算だと考えるのではなく、
また、みんながこれくらいの予算で建てているから
これくらいの予算で建てると決めるのではなく、
これから何にどれくらいのお金が必要なのかを考え、
そこから逆算して予算を決めるべきだということですね。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

では、手始めに老後資金について
一緒に考えていってみましょう。
かなり気の早い話だと感じるかもしれませんが、
メチャクチャ大事なことなので、
ぜひお付き合いいただければと思います。

豊かな老後を過ごすためには、
毎月35万円ほど必要だと言われており、
今のうちから計画しておかないと
その確保が難しいかもしれませんしね。

内容を知りプランを立てること

年金には国民年金と厚生年金から成る公的年金と、
厚生年金基金や確定拠出年金といった私的年金の
2つの種類が存在するのですが、
あなたが払っている年金が国民年金だけなのか、
それとも厚生年金も上乗せして払っているのか、
あるいは、さらに上積みして
私的年金も払っているのかによって
将来受取れる金額は違ってきます。

また、公的年金は60歳から75歳までの間で、
いつからもらうのかを選ぶことが出来るのですが、
どのタイミングで受け取るかによっても、
支給される金額が大きく違ってきます。

65歳から国民年金を受け取る場合、
年間で約78万円ですが、
(20歳〜60歳までちゃんと払った場合です)
これを60歳から受け取るとしたら、
支給額が30%減ってしまうし、
逆に70歳から受け取るようにしたら、
支給額が42%増えるといった感じですね。
(75歳まで遅らせればさらに42%増えます)

そして、これらを踏まえた上で、
どのように働いていくのか、
どのように受け取るようにするのかを、
考えておかないといけません。

もちろん、これからは
奥さんもガッツリ働き、共働きで稼ぎ、
家事も育児も協力するという
スタイルが一番オススメです。
理由は、奥さんも厚生年金に加入出来れば、
年金の支給額が増えるからです。

かつ、夫婦そろって私的年金にも
加入した方がいいのですが、
その時にオススメなのが
iDeCoという個人型確定拠出年金です。
掛け金が全額所得控除の対象となるため、
年末調整でお金が返ってくるからです。

今の時代、銀行にお金を預けていても
全くお金が増えませんからね。
仮に毎月2万円を銀行に預けていった場合、
年間貯蓄額の24万円につく利息は、
わずか2円足らずですが、
これをiDeCoに預けていった場合、
返ってくる税金は所得税と住民税を合わせると、
年収にもよりますが、
一人当たり3.6万円ずつって感じでしょうか。

そんなこんなで、
こっちにお金を預けていった方が得というわけです。
(ちなみにiDeCoは60歳までお金が引き出せません)

そして、出来るだけ長く働き、
出来れば公的年金の受け取りは
75歳から始めることをオススメします。
国民年金の支給額が84%も増えるからです。

つまり国民年金の支給額が、
約78万円×1.84倍×2人分=約287万円となり、
これに上乗せして支給される厚生年金まであれば、
それだけでやっていけそうだということですね。
今のうちからiDeCoを掛けておけば、
その分の上乗せ分だってありますしね。

これが私のオススメプランなんでですがいかがでしたか?

長く働くと考えると、なんだかゾッとしますが、
人生100年時代と言われている今、
率直に言うとそんなに早くリタイアしても
暇を持て余すだけだと思います。

なので、出来るだけ長く働くことで、
小額ながらも稼いでいくことが
とっても大事なことだと思います。

とはいえ、いつまでも健康で働けるかどうかが
わからないので、iDeCo に加入することも大事だし、
もっと言うならば、出来ればお金が増える方法で
貯蓄していくことが大事なんですけどね。

では次回は、
子供たちの教育資金について考えた上で、
どのように家づくりの計画を立てればいいのか?
を考えていきたいと思います。

それでは・・・。