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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

2階建住宅で気を付けるべきこと

一般的に多くの方が、
敷地の大小に関係なく2階建て住宅を建てます。

その理由は、
「平屋が高い」という思い込みがあるから、
そして「平屋には広い敷地が必要だ」
という思い込みがあるから、です。

しかし、決して平屋は高いわけでもなければ、
広い土地が必要なわけでもありません。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

それゆえ、可能なら平屋を建てることをオススメしているのですが、
とはいえ、家を建てようと思っている土地が、
充分な広さがない場合は2階建てにせざるを得ないので、
今回は、その場合の注意点について、お伝えしていきたいと思います。

2階建て住宅の一番の問題点は、
“リビングダイニングが汚くなりやすい”ということです。
理屈は簡単。子供たちや旦那さんが、
リビングダイニングに荷物を放置するからです。

だって、2階につくった部屋や収納に
いちいち荷物を持っていくのって面倒くさいですもんね。
その積み重ねによって、
どんどん部屋が汚れていくというわけですね。

そして、この問題を解決するがごとく、
多くの方が1階に「和室」をつくります。
もう1つ部屋があれば、そこに子供の荷物だけじゃなく、
服やバッグなども置いておけるからです。

ですが、1階に和室をつくれば、その分面積が大きくなってしまい、
必然的に家のコストは高くなります。
仮に和室の広さが6帖だとしたら、
180万円〜200万円といった感じでしょうか。

そこで、いつもご提案していることが、
和室をつくるだけのゆとりが敷地にあるのなら、
子供部屋か寝室を1階につくりつつ、
同時にファミリークローゼットを1階につくるということです。
(敷地によって異なるため一概には言えませんが)

子供部屋か寝室のどちらかを1階につくり、
かつファミリークローゼットを1階につくれば、
いちいち2階に荷物を持ち運ぶ必要がなくなります。

結果、リビングダイニングに
荷物が放置されにくくなるというわけなのですが、
出来るだけ1階を大きくしておけば、
将来もずっと使いやすい家になります。

また、将来1階の部屋や収納不足による
増築工事などをする必要がなくなり、無駄な出費を防ぐことも出来ます。

ということで、敷地の都合上、どうしても2階建ての家を建てざるを得ない場合は、
まずはリビングダイニングの片付けやすさを実際の暮らしを想像しながら、
部屋の配置を柔軟に考えてみていただければと思います。

それでは・・・。