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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

平屋の魅力 その4

洗濯にかかる時間や手間、
そして煩わしさを減らすためには、
干す → 取り込む → 片付ける
という一連の動作に伴う移動距離を
出来るだけ減らさなければいけません。

しかし、2階建てで家を建ててしまうと、
その距離は減るどころか、
逆に長くなってしまい、
時間や手間をくってしまいます。

1階の北につくる脱衣室から
2階の南につくるベランダまでという、
最も長い距離を移動することになるからです。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

また、洗濯物の分量が増えるにつれ、
その回数も増えるため煩わしさが増すし、
なにより、上下階の往復が、将来、大きな体の負担になってしまいます。

それゆえ、洗濯にかかる時間や手間、
そして煩わしさを減らすための工夫が必要となります。

ワンフロアで全てを完結させる

干す → 取り込む → 片付ける
の一連の動作を減らすためには、
この作業全てをワンフロアで済ますことが
一番の解決策となります。
つまり『平屋』がベストだ、ということですね。

ただし、干している洗濯物が
周囲から丸見えになってしまうとか、
干す時や取り込む時に、
いちいち回り込まなくてはいけないでは、
決して良いとは言えないので、
平屋ならなんでも良いというわけではありません。

洗濯物が周囲から丸見えになれば、
せっかくキレイにつくったお家に
生活感が漂うことになるし、
景観を乱してしまう一番の要因となります。

また、丸見えの場所に洗濯物を干せば、
見た目にも気を使いながら
この作業をせざるを得なくなってしまうし、
オープンな場所で干すがゆえに、
洗濯物が飛ばされてしまう可能性も高くなります。

なにより、洗濯物を見ただけで、
家族構成や職業などが分かってしまうので、
防犯的にも良いとは言えませんしね。

それゆえ、平屋の場合でも、
干場をどこにどのようにつくるのかを、
よく考えて設計しなければいけません。

丸見えにならないようにしつつ、
干すのも取り込むのも短い動線で実現し、
かつ片付ける場所となる収納も
すぐ近くにあるとしたら、
家事にかかる時間と手間を減らすことが出来ます。

また、人目につかない場所で
洗濯物を干すことが出来れば、
時間や見た目を気にする必要もないし、
洗濯物が飛ばされる心配もありません。

なにより、生活感も出ないし、
美しい景観を乱すこともないし、
家族構成も分からないため、
防犯的にも優れた住まいが出来上がります。

ということで、家づくりをする時には、
こういった点にも配慮しながら、
間取りを考えるようにしていただければと思います。

それでは・・・。