2021/04/13
最良の住宅ローンを選ぶことが出来ない一番の理由は、
“住宅ローンの情報に乏しい”ことですが、
家づくりの進め方を間違えてしまうこともまた、
選ぶべきではない住宅ローンを選んでしまう
大きな要因となります。
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
それゆえ、家づくりをすると決めたら、まずは正しい進め方を知ることから
始めなければいけないのですが、その進め方を知らない方がやってしまう
典型的な失敗が、、、
“土地を先に選んできてしまう”
ということです。
土地を先に選んでしまうと、思った以上に土地に予算を掛け過ぎてしまい、
結果、家に掛けられる予算が大幅に減ってしまう、
あるいは、住宅ローンの借入額を
大幅に増やさざるを得なくなってしまいます。
例えば、あなたが、
毎月無理なく支払っていくことが出来る返済額から
逆算した借入額が2500万円で、自己資金が300万円だとしたら、
あなたは2800万円という総予算の範囲内で
家づくりをすべきです。
そして、その中で、
土地や家以外にかかる経費の合計が300万円、
外構工事(庭の工事)にかかる費用が100万円、
家にかかる費用が1800万円だとしたら、
あなたが土地に使える予算は600万円ということになり、
本来はその予算の範囲内におさまるように
土地探しをしなければいけません。
しかし、土地を探す前に
その予算を把握出来ていなかったとしたら?
あなたが住みたいと考えている地域の
土地相場が1000万円ぐらいだとしたら?
また、あなたの友人・知人の多くが、
1000万円ぐらいで土地を購入しているとしたら?
土地にはそれぐらいかかるのが普通だと思ってしまい、
当たり前のように1000万円という予算で土地を探し、
1000万円を超える土地を購入してしまいます。
結果、400万円も予算オーバーした状態で
家づくりを進めざるを得なくなってしまいます。
毎月の返済に換算すると、ざっと12,000円前後の予算オーバーです。
しかも35年間ずっと、です。
生活に十分なゆとりがあるのなら、その負担を上げることも出来ますが、
もしあなたが返済負担を上げたくないとしたら?
その方法は、より金利が安い住宅ローンを選ぶしかありません。
つまり、本当は全期間固定で住宅ローンを選びたいのに、
毎月の返済がキツいからという理由で、
固定に比べて金利が安い変動金利を
選ばざるを得なくなってしまうというわけです。
結果、目先の返済はなんとかクリア出来たとしても、
将来、金利が上がってしまうかもしれない
というリスクをずっと背負ったまま
暮らしていかざるを得なくなってしまいます・・・
これを防ぐ方法は、
最初に資金計画を行うことです。
資金計画を行えば、正確に予算が把握出来るからです。
ということで、
住宅ローン選びを間違えないためにも、
土地探しの前に必ず資金計画を行い、
予算を把握した上で家づくりをしていただければと思います。
それでは・・・。