2021/02/16
給料の振込をしているし、
カードや公共料金の引き落としもしているから・・
会社が取引しているメインバンクだから・・
友人や知人が勤めているから・・
不動産屋さんや住宅会社に勧められたから・・
同僚や友人の多くがそこで借りているから・・
大切な住宅ローンを、
こういった理由から選んでいる方は、
決して少なくないと思いますが、
実際は、融資条件や金利などを
冷静に比較した上で決めるべきです。
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
例えば、同じ金額を借りるにしても、
金利が違えば、その支払利息は大きく異なります。
3000万円を35年返済で借りると仮定して、
2つの条件で比較してみましょう。
条件1:35年間ずっと金利1.4%
→毎月の返済金額:90,392円
→総返済額:37,964,849円
→総支払金利:7,694,849円(総返済額―借入額)
条件2:1〜10年の金利0.7%
11〜35年の金利1.04%
→毎月の返済金額:1〜10年80,556円、11〜35年83,933円
→総返済額:34,846,694円
→総支払金利:4,846,694円(総返済額―借入額)
(*注:金利を、それぞれの地域に合わせて入れ替えた上で、
返済金額と以下の控除額等の計算をやり直してください!!)
このように条件1と条件2では、
同じ全期間固定型の住宅ローンであるにもかかわらず、
支払利息が2,858,155円も違ってくるのですが、
たった1つの理由、
条件2の住宅ローンがあることを知っていたかどうかだけで、
285万円も余分な支払いをすることになってしまうのが、
住宅ローンという買い物、なんですよね。
このように、選ぶ住宅ローンによって、
また住宅ローンの借り方によって、
数百万円もの違いが生じるのが、
家という大きな買い物です。
さらに、もう1つ大切なことが、
そもそもの予算設定を間違えないということです。
資金計画の結果、
あなたにとっての理想的な予算が2800万円となれば、
その予算の中で買える土地を選び、
その予算の中で出来る家を建てるべきです。
しかし、多くの方が、
理想的な予算の範囲でおさまらないため、
その予算を超えて家づくりをしてしまいます。
結果、数百万円予算を上げて家づくりをするわけですが、
それはつまり、それだけ自由に使えるお金が減る
ということでもあります。
仮に、600万円予算が増えてしまえば、
それに金利を合わせた額が、自由に使えなくなってしまうし、
これに加えて、選ぶ住宅ローンを間違えてしまうと、
さらに数百万円も総返済額が違うことになるかもしれません。
ということで、家を建てた後の暮らしはもちろん、
子供たちの教育費用のこと、自分たちの老後のことまで考え、
家づくりだけじゃなくお金についても知識を身につけ、
将来への不安を感じることのない
合理的な家づくりしていただければと思います。
それでは・・・。