2019/11/15
急激な温度差が原因で、
心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす
ヒートショックによる死亡件数は、
入浴中の数を見ただけでも、
交通事故による死亡者数の約4倍にもなると言われています。
以前に比べて家の性能基準が高くなったことから、
今後は、ヒートショックによる死亡者数が
緩和されていくとは思いますが、
それでも、家の中に温度差が生じやすく、
かつ、水回りが寒くなりやすい家を、
相変わらず多くの方が、
知らず知らずの間につくってしまっています・・・
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
誰もが、日当たりがいい家にしたいと思っています。
また、誰もが明るい家にしたいと思っています。
それゆえ、誰もが当たり前のように、
部屋をすべて日当たりが良い南に配置し、
逆に水回り空間は全て日が当たらない、
あるいは当たりにくい北側に配置してしまうのですが、
その結果、水回り空間は、
寒くてジメジメした場所になってしまいます。
ですが、ここ最近は、
洗濯物を室内干ししたいという方が増えてきており、
そうするならば、
洗面室は日が当たる場所につくる方が良いし、
あるいは、そうじゃなくても、
日当たりが良い場所の近くにつくる方が良かったりします。
しかしながら、あまりに多くの方が、
『日当たりが良い場所には部屋をつくる』
という固定観念に縛られてしまっているため、
寒くてジメジメした場所に水回りをつくってしまいます。
廊下が欲しいというご要望をお持ちの方は、
ほとんどいないと思います。
しかし、知らず知らずの間にたくさん出来てしまうのが廊下です。
そして、廊下が出来ると、
家の中に温度差が出来やすくなってしまいます。
廊下に接するドアを全てしめてしまうからです。
また、廊下がタダでつくれるならまだいいのですが、
廊下1㎡にも約15万円というコストが掛かってきます。
つまり、廊下が出来れば出来るほど、
家のコストを無駄に高くしてしまいながら、
温度差が出来やすく住みにくい家をつくってしまうというわけですね。
しかも、それをカバーしようと思えば、
継続的に掛かり続ける光熱費も
必然的に高くなってしまうわけですしね。
いかがですか?
これらが、相変わらず水回りが寒くてジメジメする家を
知らない間につくってしまう原因です。
ですから、寒くてジメジメした水回りを
つくってしまわないためにも、
固定概念に縛られたまま、
自分で勝手に間取りを決めることなく、
敷地条件や周囲の環境に合わせた
本当に使い勝手が良く住みやすい住まいを、
住宅会社に提案してもらうようにしていただければと思います。
それでは・・・。