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2026.09.05

家と庭の予算圧縮に欠かせない要素

家と庭の予算圧縮に欠かせない要素

家の価格を大きく左右するものの一つが、「面積」です。
面積が大きくなれば家の価格は上がり、
反対に面積を小さくすれば価格を抑えることができます。

それゆえ、家の品質や性能を落とすことなく
建築費を最小限に抑えるためには、
家を必要以上に大きくしないことが大切です。
とはいえ、ただ単に家を小さくすればいいわけではありません。
何も考えずに面積だけを削ってしまうと、
使いにくく、住みにくい家になってしまう可能性があるからです。

だからこそ、「削っていいところ」と
「削ってはいけないところ」を、
しっかりと見極めることが大切なんですよね。

おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。

では今回は、家の予算を圧縮するために、
「削っても暮らしやすさに影響しにくいところ」
について、一緒に考えていきたいと思います。

✔家の中でカットしていいところって?

・廊下って必要?

「家を建てるなら、どうしても廊下が欲しい!」
そう思っている方は、おそらくほとんどいないのではないでしょうか。
それなのに、間取りを考えていくと、
いつの間にか出来てしまっているのが「廊下」という存在です。

特に2階建ての場合は、
2階につくった寝室や子ども部屋、トイレ、収納などをつなぐために、
どうしても廊下が出来やすくなります。

もちろん、この廊下にも、リビングや部屋、
収納と同じように建築費がかかっています。
だとすれば、ただ通るだけの廊下を少しでも減らすことができれば、
その分、家の面積が小さくなり、建築費も抑えることができますよね。
さらに、廊下を減らすことで空間が細かく分断されにくくなるため、
家の中の温度差も緩和しやすくなります。
つまり、廊下をなくすことは、コストを抑えるだけでなく、
快適性を高めることにもつながるというわけです。

・和室って必要?

来客時のため、あるいは将来のもしもの備えとして、
1階に和室をつくることが家づくりの一つの常識になっています。
しかし、実際にはほとんど使わないかもしれない部屋を、
本当にもう1室余分につくる必要があるのでしょうか。
もちろん、頻繁に泊まりに来るご家族がいるなど、
明確な用途があるのであれば話は別です。

しかし、「なんとなくあった方が安心だから」
という理由だけでつくるのであれば、
そのために余分な建築費をかける必要があるのか、
一度考えてみてもいいと思います。

とはいえ、単純に和室をなくして、
1階をLDKだけにしてしまえばいいわけでもありません。
1階に必要な収納が不足すれば片付けにくい家になりますし、
将来1階だけで生活したくなったときに使い勝手が悪くなり、
場合によっては増築という大きな出費につながる可能性もあります。

だからこそ、和室をなくすのであれば、
その代わりに1階の収納や部屋の使い方を充実させ、
将来まで見据えた間取りにしておくことが大切なんですよね。

・部屋の広さって、それだけ必要?

住宅展示場を見に行くと、
10帖ほどある広々とした寝室を目にすることがあります。
そして、それを見た瞬間、
「うわー!こんなゆったりした寝室、憧れるなー!」
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でも、実際の暮らしを考えたとき、
寝室に本当にそれだけの広さが必要なのでしょうか。
多くのご家庭では、起きている時間のほとんどを
リビングやダイニングで過ごし、
寝室は基本的に「寝るための部屋」になります。
また、以前のように大きなタンスや化粧台を嫁入り道具として
持ち込むことも少なくなりましたし、テレビも薄型になり、
それほど場所を取らなくなりました。

そう考えると、寝室を必要以上に広くする理由は、
以前より少なくなっているのではないでしょうか。
これは、子ども部屋についても同じです。
子どもたちは成長すれば、いずれ家を出ていく可能性が高くなります。
そうなれば、子ども部屋として使う期間は、
家に住み続ける年月から考えると意外に短いものです。

だからこそ、子ども部屋は「子どもが使っている間」だけではなく、
その後どのように使うのかまで考えてつくることが大切です。

将来は収納や趣味の部屋、書斎などとして使えるようにしておけば、
必要以上に広くつくる必要もありません。
いかがでしょうか。

このように一つひとつ考えていくと、
暮らしやすさを犠牲にすることなく、
家の面積をコンパクトにすることは十分可能です。

そして、この小さな積み重ねこそが、
家づくりのコストを圧縮するうえで非常に大切なポイントになります。

さらに、家をコンパクトにするメリットは、
建築費が安くなることだけではありません。

冷暖房する空間が小さくなることで光熱費を抑えやすくなり、
家の固定資産税も抑えられる可能性があります。
また、家がコンパクトになれば、
それだけ必要な土地の広さも小さくできます。

すると、土地代を抑えられるだけでなく、
庭や外構にかける費用、土地の固定資産税、
そして将来の維持管理の手間まで減らすことができます。

つまり、家をコンパクトにすることは、「家」だけではな
「土地」と「庭」の予算まで圧縮することにつながるというわけですね。

家づくりで本当に大切なのは、
建てるときに出来るだけ大きな家を手に入れることではありません。
家を建てた後も、家族がゆとりを持って暮らしていけることです。
そのためにも、「広ければ広いほどいい」という考え方にとらわれず、
自分たちの暮らしに本当に必要な広さはどれくらいなのかを、
しっかりと考えていただければと思います。

それでは…。