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2026.08.29

悪い土地ほど良い家が建つという真実

悪い土地ほど良い家が建つという真実

南側にすでに家が建っている土地は、日当たりが悪そうに見えるため、
積極的に選ぶ方はほとんどいません。

実際、その土地の一番南側にリビングを配置し、
大きな窓を設けたとしても、
南側の家との距離がわずか2〜3m程度しかなければ、
太陽高度が低くなる冬には、十分な光がリビングまで届きません。

しかし、同じように南側に家が建っている土地でも、
その家との距離を6〜7mほど確保できれば、
冬でも室内に光を取り込める可能性が高くなります。

つまり、一見すると日当たりが悪そうな土地でも、
設計次第で十分に明るい家を建てることはできるということです。

おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。

だからこそ、
「日当たりが悪そうな土地では、明るい家は建てられない」
という思い込みにとらわれないよう注意しなければいけません。

なぜなら、そのような土地にこそ、
家づくりの予算を抑えるうえで大きなメリットが隠れているからです。

日当たりが悪そうな土地のメリット

日当たりが悪そうに見える土地の最大のメリットは、
土地の価格が比較的安く設定されていることです。

一般的に、南側が道路に面している土地は人気が高く、
北側が道路に面している土地よりも価格が高くなる傾向があります。

もちろん、地域や土地の広さによって差はありますが、
100万円〜200万円ほど価格が違うこともありますし、
場所によっては300万円以上の差が出るケースもあります。

仮に、土地代を300万円抑えられたとします。
35年の住宅ローンで考えれば、金利にもよりますが、
毎月の返済額には1万円近い差が生まれる可能性があります。
毎月1万円の違いは、家計にとって決して小さなものではありません。

さらに、日当たりが悪そうに見える土地には、
価格交渉がしやすいというメリットもあります。
人気が集まりにくく、長期間売れ残っている土地であれば、
売主側も購入を検討してくれる方を逃したくないと考えます。

そのため、条件によっては多少の値引きに応じてもらえる可能性があります。
つまり、最初から価格が抑えられているうえに、
交渉によってさらに土地代を抑えられることもあるというわけです。

また、人気が集中しにくい土地は、
急いで購入を決めなくてもよいケースが多くあります。

人気のある土地では、他の方に先を越されないよう、
間取りや見積もりを確認する前に契約を迫られることも少なくありません。

一方、売れにくい土地であれば、その土地に合わせた間取りをつくり、
建物や外構を含めた総額を確認したうえで、購入するかどうかを判断できます。
土地だけを先に決めるのではなく、
「この土地にどのような家が建つのか」
「家づくり全体の予算に無理はないか」
を確認してから契約できるため、
資金面でも安心して家づくりを進められます。

それゆえ弊社では、土地や建物にかける費用を少しでも抑え、
無理のない予算で家づくりをしていただくために、
こうした一見条件が良くなさそうな土地もご提案しています。

寝室や子ども部屋に日当たりは必要?

とはいえ、日当たりが悪そうに見える土地に家を建てる場合、
光が入りにくい場所にも、何らかの部屋を配置しなければいけません。

そこで考えていただきたいのが、
「寝室や子ども部屋は、本当に南向きである必要があるのか」
ということです。
そもそも、寝室を使うのは何時頃でしょうか。
多くの方は、夜になってから寝室に入り、
朝起きたらリビングやダイニングへ移動します。

休日であっても、寝る時間以外の大半を寝室で過ごす方は、
それほど多くないのではないでしょうか。
子ども部屋も同じです。

子どもが小さいうちは、寝るとき以外はリビングで過ごすことが多く、
個室で長時間過ごすようになるのは、ある程度成長してからです。
もちろん、寝室や子ども部屋にも明るさは必要です。
しかし、必ずしも南向きに配置しなければならないわけではありません。
特に子ども部屋は、将来子どもが独立した後、
収納や趣味の部屋として使う可能性もあります。
その使い方まで考えれば、北側に配置しても大きな問題はありません。
また、玄関や収納、トイレ、洗面なども、
必ずしも南側に配置する必要のない場所です。

このように、部屋ごとの使い方を考えながら配置を決めていけば、
間取りの自由度は大きく広がります。
いかがでしょうか。

一見すると日当たりが悪く、条件の良くない土地に見えても、
光の取り入れ方や部屋の配置を工夫すれば、
明るく快適な家を建てることは十分に可能です。

むしろ、土地代を抑えながら、
周囲の視線を気にせず暮らせる住まいを実現できることもあります。

土地探しでは、日当たりの良さや方角だけで判断するのではなく、
その土地にどのような家を建てられるのかを考えることが大切です。
「良い土地を探す」のではなく、
「その土地を生かして、良い家をつくる」
という視点を持っていただければと思います。

それでは…。