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2026.04.25
間取りは敷地環境に合わせて考える
大きな窓は、
開放感を生み、明るい光を室内に取り込み、
心地よい風を運んでくれます。
とても魅力的ですよね。
しかし、その良さを最大限に活かすためには――
カーテンを閉めなくてもいい窓であること
が前提になります。
カーテンを閉めてしまえば、
せっかくの開放感も明るさも風通しも、
すべて台無しになってしまうからです。
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
例えば、こちらのお家では、
中庭はもちろんのこと、外に向かっても大きな窓を設けています。
この窓は、道路にも隣家にも面しておらず、
外から室内が見えることがありません。
そのため、日中はカーテンを開け放したまま、
快適に過ごしていただくことができます。
敷地の環境に合わせて家は考えるもの
このお家の敷地条件は、以下の通りでした。
・西側 → 道路に接しており正面となる
・東側 → 建物も道路もなく、景色が一望できる見晴らしの良い方向
・北側 → 約2mの細い道を挟んで大きな家があり、南向きの窓が多い
・南側 → 現在は空き地だが、将来的に建物が建つ可能性がある
このような環境だったため、
まず、家の正面となる西側には窓を設けず、
外観の美しさと汚れにくさを優先しました。
また、西日は強いため、
窓を設けないことで室内への直射日光も抑えています。
一方で東側は、
・視線が気にならない
・景色が良い
・風通しが良い
という、とても恵まれた条件が揃っていました。
そのため、常に開けておくことができる大きな窓を設け、
明るく開放的で心地よい空間をつくりました。
さらに、人目につかない方向であることから、
洗濯物を干す場所も東側に配置しています。
そして、
・洗面脱衣室 → 物干し場
・取り込み → すぐ近くで畳む
・収納 → ファミリークローゼットへ
といった流れが、数歩で完結する動線としました。
日々の家事がとても楽になる、
効率の良い間取りになっています。
南に大きな窓をつくらない理由
一般的には「南に大きな窓を」と考えがちです。
しかしこの敷地では、
将来的に南側に建物が建つ可能性がありました。
もし正面に建物が建てば、
光は十分に入らなくなります。
さらに、視線が気になる環境になれば、
結局カーテンを閉めたままの生活になります。
それでは、大きな窓の意味がなくなってしまいます。
そこで今回は、
リビングを南ではなくあえて北側に配置し、
建物の中心に中庭を設けることで、
リビングダイニングキッチンだけでなく、
家全体に安定した光が届くようにしました。
とても明るいでしょ?
これが、
**「カーテンがいらない窓」**という考え方です。
晴れた日はもちろん、
曇りや雨の日でも照明に頼らず過ごせるほどの明るさになります。
まとめ
家づくりは、
要望だけで決まるものではありません。
その土地がどのような環境なのか――
・どこから光が入るのか
・どこから見られるのか
・どこが開けているのか
これらを同時に考える必要があります。
光が入らない場所に大きな窓をつくっても意味がありませんし、
視線が気になってカーテンを閉める窓も同じです。
だからこそ、
敷地環境を読み取りながら
間取りや外観を考えること
これが、どんな土地でも
・明るく
・開放的で
・居心地の良い家
をつくるために欠かせない考え方です。
建ってから「しまった…」と後悔しないためにも、
ぜひ覚えておいてください。
それでは…。