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2026.08.19
平屋は高いという認識は正しいのか?
「え、平屋の方が高くつくんじゃないですか?」
私が「実は、平屋は2階建てより安く建てられる場合も多いんですよ」
とお伝えすると、ほとんどの方がこのように驚かれます。
確かに、まったく同じ延床面積で比較すれば、
平屋の方が高くなるケースが一般的です。
しかし、そもそも同じ部屋数・同じ収納量の家が、
平屋と2階建てで同じ面積になることはありません。
つまり、多くの方が「同じ坪数」で比較していること自体が間違いなのです。
今回は、その思い込みを一度リセットしていただき、
正しく比較していただきたいと思います。
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
例えば、30坪の家で平屋と2階建てを比較するとします。
一般的には、
2階建て:90万円 × 30坪=2,700万円
平屋:105万円 × 30坪=3,150万円
このような計算になるため、「平屋は高い」と思われています。
しかし、実際にはこのような単純な比較にはなりません。
その理由の一つが、「階段」がなくなることです。
2階建ての場合、階段は1階と2階の両方で床面積として計算されます。
つまり、階段だけで約2坪の面積を使っているということです。
一方、平屋には階段がありません。
そのため、30坪の2階建てと同じ生活スペースを確保するなら、
平屋は約28坪で済みます。
すると、
105万円 × 28坪=2,940万円
となり、価格差は一気に縮まります。
さらに、平屋にはもう一つ削減できる部分があります。
それが2階の「廊下」です。
2階建てでは、寝室や子ども部屋、トイレ、収納などを配置するため、
それらをつなぐ廊下が必要になります。
一般的には、この廊下だけで3〜4帖、
坪数にすると約1.5〜2坪ほどになります。
平屋では、この廊下もほとんど必要ありません。
つまり、同じ暮らしやすさを確保するなら、
105万円 × 26坪=2,730万円
程度まで面積を抑えることができます。
ここまでくると、2階建てとほぼ同じ価格で、
同じ部屋数・同じ収納量の平屋が建てられることになります。
さらに平屋は、すべての部屋や収納がワンフロアにまとまるため、
どの空間も無駄なく使えます。
その結果、「本当に必要な広さ」が見えてきて、
さらに面積を減らすことも可能になります。
例えば、2階建てでは1階に和室を設ける方が多くいらっしゃいます。
しかし平屋なら、子ども部屋を来客時にも使えるように計画することで、
和室を設けなくても困らないケースが少なくありません。
そうなれば、その分の建築費もさらに抑えることができます。
いかがでしょうか。
「平屋は高い」というイメージを持たれている方は多いですが、
実際には比較の仕方を変えるだけで見え方は大きく変わります。
もちろん、「必要以上に大きな家を建てない」
という考え方が前提にはなります。
しかし、それさえ理解していただければ、平屋は決して高い家ではありません。
むしろ、同じ予算でより暮らしやすい住まいを
実現できる可能性も十分あります。
では次回は、平屋に対するもう一つの思い込みである、
「平屋は広い土地が必要である」
というテーマについてお話ししたいと思います。
実は、この考え方にも大きな誤解があります。
その理由を次回、詳しくご紹介しますので、
ぜひ楽しみにしていてください。
それでは…。