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2026.07.22
日当たりが良い土地こそ、すべきじゃないこと
東南角地と聞けば、多くの方が
「南に大きな窓をつくって、たっぷり光を取り込む家」
をイメージされるのではないでしょうか。
ですが、こちらのお家をご覧ください。

南面には、上から下まで伸びるスリット窓があるだけ。
「せっかく日当たりの良い土地なのに、これだけ?」
そう思われる方も多いでしょう。
しかし、この住まいの中は驚くほど明るく、
しかも、その明るさは朝から夕方まで安定して続きます。
昼間は照明がいらないほどです。
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
今回は、
「南に大きな窓をつくらなくても、明るい家は実現できる」
その理由についてお伝えしたいと思います。
✔ 吹抜けからの採光を最大限に活かす

冒頭の外観写真にあったスリット窓は、
実はこの吹抜けへ光を取り込むための窓です。
さらに、この窓のある部分を少し凹ませることで、
夏の高い位置から差し込む強い直射日光は室内へ入りにくくしています。
夏の日差しを必要以上に取り込んでしまうと、
室内が暑くなってしまいますからね。
一方で、太陽高度が低くなる冬は、
この吹抜けからたっぷりと光が入り込みます。
その光は白い壁にやさしく反射しながら、
家全体へと広がっていきます。
その結果、
北側にあるキッチンまで自然光が届き、
朝から明るく気持ちのいい空間になります。
ダイニングにもやわらかな光が降り注ぐため、
家族みんなで気持ちよく朝食を楽しむことができます。
✔ 窓の位置まで計算して設計する
このスリット窓は、
南面の中でも一番東側に配置しています。
その理由は、
- 午前中は東寄りからの光をしっかり取り込み、
- 午後は西日ではなく、壁に反射したやわらかな光を室内へ届けるためです。
もし窓の位置を安易に決めてしまえば、
西日が長時間入り込み、
夏は暑く、家具や床の日焼けの原因にもなってしまいます。
だからこそ、
窓は「大きさ」ではなく「位置」が大切なのです。
✔ 光は窓からではなく、家全体へ広げる

こうして取り込んだ光は、
吹抜けから白い壁に反射し、
家全体へやさしく広がっていきます。
だからこそ、
一日中ムラのない明るさを保つことができ、
北側の空間まで自然光に包まれます。
「南に大きな窓をつくれば明るい家になる」
そんな常識とは違う方法でも、
驚くほど明るく、快適な住まいは実現できるのです。
いかがでしたか?
日当たりの良い土地だからこそ、
南に大きな窓をつくることが正解とは限りません。
土地の条件や太陽の動きを考えながら、
どこから光を取り込み、どう家全体へ広げるか。
そこまで考えて設計することで、
一年を通して明るく、快適に暮らせる住まいが生まれます。
固定概念にとらわれず、
「本当に暮らしやすい家とは何か」
という視点で家づくりを考えていただければと思います。
それでは・・・