ブログ

ブログ

2026.07.18

メリットとデメリットの共存

メリットとデメリットの共存

窓いっぱいに差し込むやわらかな光。
空間全体を包み込む自然光。
天井まで視線が抜ける開放感。
ソファーに座りながら、青空を眺めてゆったりと過ごす休日の朝。
こうした心地よい暮らしは、
吹抜けがある住まいだからこそ味わえる魅力のひとつです。

一方で、
「吹抜けは寒いからやめた方がいい。」
そんな話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
そのため、
「吹抜けは必要ない」
と考えてしまう方も少なくありません。

おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。

確かに、吹抜けをつくれば空間の体積は大きくなります。
暖かい空気は上へ上がる性質があるため、
暖房効率だけを考えれば不利になることも事実です。
ですから、このイメージは決して間違いではありません。

しかし一方で、
敷地条件によっては吹抜けが欠かせない場合もありますし、
そうでない場合でも吹抜けによって得られるメリット
は非常に大きなものがあります。

だからこそ、
デメリットをなくすのではなく、
デメリットをできるだけ小さくする工夫
が大切なんですよね。

✔ 吹抜けのデメリットを小さくする3つの工夫

まず一つ目は、
断熱性能と気密性能を高めること。
外気の影響を受けにくくし、室内の暖かい空気を逃がさない住まい
にすることが基本となります。

二つ目は、床暖房を採用すること。
暖かい空気はどうしても上へ逃げやすくなります。
そのため、足元から暖めることで体感温度が上がり、
吹抜けによるデメリットを大きく軽減することができます。

そして、私が最も重要だと考えているのが三つ目です。
それは、家をできるだけコンパクトにすること。
です。

家がコンパクトになれば、空間の体積も小さくなります。
すると冷暖房の効率が上がり、
吹抜けがあっても快適な室温を保ちやすくなります。
実は、この考え方が一番合理的なんですよね。

✔ コストのバランスを考えることが大切

もちろん、
断熱性能や気密性能をさらに高めれば、その分コストは上がります。
床暖房を採用しても、建築費は上がります。
ですが、家をコンパクトにする工夫は、
逆に建築コストを抑えることにつながります。

つまり、
家を小さくすることで生まれた余裕を、
断熱性能や快適性へ回す。
そんな考え方もできるわけです。
あれもこれもと取り入れてしまうと、
家づくりはあっという間に予算オーバーになってしまいます。
だからこそ、
何にお金をかけ、どこでコストを抑えるのか。
そのバランスがとても大切なんですよね。

✔ 常識を少し変えてみる

とはいえ、
家をコンパクトにするためには、
これまで当たり前だと思っていた家づくりの常識を、
少しだけ見直していただく必要があります。
家の中には、
「本当はなくても困らないもの」
「もっと合理的にできるもの」
が意外とたくさんあります。
そうした無駄を一つひとつ見直していくことで、
家は小さくなり、コストは抑えられ、
その分、本当に必要な性能へ予算を回すことができます。
ということで、
家づくりでは、メリットだけを見るのではなく、
デメリットもしっかり理解した上で判断することが大切です。

そして、そのデメリットを設計の工夫でどう解決するか。
そこまで考えてこそ、本当に満足できる住まいになるのではないでしょうか。

それでは・・・。