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2026.07.25
家を大きくすることの落とし穴
「せっかく家を建てるなら、リビングは広くしたい。」
「収納は多ければ多いほど安心。」
「来客用の和室も欲しいし、書斎もあったら便利。」
「寝室もゆったりしたいし、子ども部屋も人数分必要。」
家づくりを考え始めると、このようなご要望が次々と出てくるものです。
そして、その一つひとつを叶えていくと、
家は自然と大きくなっていきます。
ですが、一度立ち止まって考えてみてください。
あなたや、ご兄弟・ご姉妹は、今もご実家で暮らしていますか?
もし独立されているなら、以前使っていた子ども部屋は、
今どのようになっているでしょうか。
そして、あなたのお子さんも、いずれは家を離れ、
ご夫婦お二人で暮らす時間の方が長くなるかもしれません。
そう考えた時、本当にそこまで大きな家が必要なのでしょうか。
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
もちろん、この答えに正解はありません。
ですが今回は、「家を大きくすることによる金銭的な負担」
という視点から、家づくりについて考えてみたいと思います。
✔ 坪単価だけで判断してはいけない理由
住宅会社を比較する時によく耳にするのが「坪単価」です。
坪単価とは、建物価格を延床面積で割った金額のことですが、
この数字には一つ特徴があります。
家が大きくなるほど、坪単価は安く見えやすいということです。
例えば、60万円のキッチンを採用するとします。
20坪の家なら、キッチンが占めるコストは坪あたり3万円。
30坪なら2万円。
40坪なら1.5万円になります。
つまり、同じキッチンでも、
家が大きくなるほど坪単価は安く見えるというわけです。
しかし、ここが家づくりで勘違いしやすいポイントです。
✔ 坪単価が安くても、家は高くなる
坪単価が安いということは、多くの場合、
家が大きいということです。
つまり、坪単価だけを見るとお得に感じても、
建物全体の価格は高くなってしまいます。
例えば、
坪単価65万円・30坪の家なら 1,950万円
坪単価55万円・40坪の家なら 2,200万円
坪単価は10万円安くても、建物価格は250万円も高くなります。
だからこそ、家づくりでは坪単価だけを見るのではなく、
総額で比較することがとても大切なのです。
✔ 家は建てた後もコストがかかる
さらに、家が大きくなれば、建築費だけでは終わりません。
広くなった分だけ冷暖房効率が下がり、毎月の光熱費も増えやすくなります。
しかも、この光熱費は住宅ローンとは違い、一生払い続けていく費用です。
また、
- 固定資産税
- 将来のメンテナンス費用
- 外壁や屋根の修繕費
なども、建物が大きいほど負担が大きくなります。
さらに、大きな家を建てるためには広い土地が必要になり、
- 土地代
- 外構工事費
- 土地の固定資産税
まで増えてしまう可能性があります。
つまり、家を必要以上に大きくすることで、建てる時だけでなく、
その後何十年にもわたって支出が増え続けるということです。
✔ 「ちょうどいい大きさ」が、豊かな暮らしにつながる
家づくりで本当に大切なのは、建築費だけを見ることではありません。
建てた後の光熱費や固定資産税、メンテナンス費用、
そして将来の暮らしまで見据えて考えることが重要です。
少子高齢化が進み、将来の見通しが立てにくい時代だからこそ、
「本当に必要な広さはどれくらいなのか」
を一度考えてみてください。
必要十分な広さで、快適に暮らせる住まいをつくることが、
結果として家計にもゆとりを生み、
長く豊かに暮らしていくことにつながります。
ぜひ、家づくりを始める前に、
ご家族で一度話し合ってみていただければと思います。
それでは・・・。