2020/11/17
家づくりの予算を抑えなければいけない場合、家の予算を圧縮すると同時に、
土地の予算も圧縮しなければいけません。
予算圧縮のしわ寄せを家だけ集中させてしまうと、住みにくく品質が悪い家に
なってしまうし、そもそも、家だけでは、そこまで大きな予算の圧縮に
ならないからです。
また、予算圧縮のためには、同時に、庭の予算圧縮も欠かせない要素なのですが、
その実現の鍵を握るのが土地選びです。
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
では、家づくりの予算を圧縮するためには、どのように土地選びを
すればいいのでしょうか?
その秘訣を3つに分類してお伝えしていきたいと思います。
土地の値段は、日当たりの良さに大きく左右されます。
つまり、日当たりが悪そうな土地は安く値段がつけられ、日当たりが良さそうな
土地は高く値段がつけられるということです。
しかし、日当たりが良いということは、イコール(=)家が建つ南側が
オープンな状態になっているということでもあります。
となると、その南につくった大きな窓は、そのままでは外から丸見え状態に
なってしまいます。
そして、視線を防ぐためにカーテンをせざるを得なくなります。
また、大きな窓の防犯を強化するため、かつ、台風の強風から家を守るため、
かつ、暑くて厳しい直射日光を防ぐために、その大きな窓にはシャッターまで
つけざるを得なくなります。
その上、防犯を強化するためには、塀や庭にも多額の工事費用を
かけざるを得なくなってしまうわけですしね。
そして、これらが積み重なった結果、家や庭にかかる費用までも割高になり、
土地・家・庭の三拍子そろって割高な買い物をしてしまうというわけです。
他方、日当たりが悪そうな土地は、メチャクチャ不人気であるため、
ずいぶん割安で購入することが出来ます。
また、不動産屋さん側から見ると、売れにくそうな土地ほど早く処分したいので、
大胆に値段交渉が出来、さらにお得な値段で土地を購入しやすくなります。
それゆえ、土地価格を圧縮するためには、誰もが狙わないこういった土地を
狙うようにすべきなのですが、
「日当たりが悪そうな土地=暗くてジメジメした家になる」
というネガティブなイメージが先行してしまっていることから、
どうしても、こういった土地を避けがちになります。
ですが、自由設計というのは、その土地が持つメリットを活かすと同時に、
その土地が持つネガティブなデメリットを、解消するための手段です。
例えば、太陽の光を採り込みたいリビングダイニングキッチンを、
南に建つ家から十分な距離をとった場所につくれば、たとえ日当たりが
悪そうな土地であったとしても、明るくて開放的なリビングダイニングキッチンを
つくることが出来ます。
あるいは、より高い位置から太陽の光を採り込めば、たとえ日当たりが
悪そうな土地であったとしても、明るくて開放的なリビングダイニングキッチンを
つくることが出来ます。
つまり、その土地が持つデメリットは、設計次第で解決することが
出来るというわけです。
明るく開放的な家をつくるために、土地の日当たりの良し悪しは、
ほぼ関係ないといっても過言ではありません。
なので、この事実をご理解いただき、同じエリアで、同じ環境で、
より安く土地を購入していただければと思います。
それでは・・・。