2020/11/13
老後の暮らしを考えると、誰もが自分の家を持っていた方が良い
と言われています。
賃貸で暮らし続けるとなると、生涯ずっと家賃がかかり続けるからです。
その額を試算してみると、家を持つことによってかかり続ける固定資産税や
メンテナンス費用を合わせた額よりも、遥かにかかることになります。
また賃貸の場合、保証人を誰に頼むかという問題も発生するし、
家主さん側から見ると、死亡リスクが高い方に部屋を貸すことに抵抗を
感じるため、歳を取るごとに部屋も借りにくくなっていってしまいます。
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
このような理由もあって、自分の家を持っていた方がいいのですが、
とはいえ、当たり前のことですが、家を持てればなんでも良いというわけでも
ありません。
65歳以降、夫婦が最低生活費としてかかる費用は、平均的な金額で
225,000円と言われていますが、この数字には住居費が含まれていません。
それゆえ、家を建てる時は、65歳までに完済で出来るような予算計画で
家づくりをすることをオススメさせていただいています。
たとえ住宅会社や不動産会社の営業マンから、“もっと予算を増やしても大丈夫だ”
と言われたとしても、です。
自分にとってのベストな予算を知るためには、まず資金計画を
行わなければならないのですが、では、資金計画の結果、
思っていたよりも遥かに家づくりの予算を削らざるを得ない・・・
となった場合、一体どのようにすべきなのでしょうか?
家の予算を削減するとなると、真っ先に頭に思い浮かぶのが、
家そのものの予算をどう抑えるか、ということではないでしょうか?
しかし、家だけで予算を削減しようとしても、そこまで大きな削減にも
ならないでしょうし、削減方法を間違えてしまうと、非常に住みにくい
家になってしまうか、品質の悪い家になってしまいかねないので、
家だけにその負担を強いるのではなく、同時に、土地や庭にも、
その負担を分散することを考えなければいけません。
つまり、土地、家、庭の3つの予算を、バランス良く削減していくべきだ、
ということです。
仮に、毎月の返済負担を一切上げることなく、65歳までに住宅ローンを
完済させるために、家づくりの予算を800万円カットしなければいけないとしたら、
土地で350万円、家で350万円、庭で100万円、合わせて800万円の予算削減
という風に、バランス良く負担を分散していくのですが、そのためには、
土地、家、庭、それぞれについて、合理的な予算の削減方法を知っておく
必要があります。
ということで、次回は、土地の予算をカットするために、
誰もが知っておくべき基礎知識についてお伝えさせていただきたいと思います。
それでは・・・。