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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

保険の優先順位

2020/11/10

家を建てる時は、保険を見直す良い機会だと言われています。
住宅ローンを利用する場合、借入れする人は、必ず団体信用生命保険という
掛け捨ての生命保険に加入するからです。

つまり、もし住宅ローンの債務者が死亡した場合、保険会社が、
その残債を全て債務者に代わって銀行に払い込んでくれるため、
必要以上の死亡保障をする必要がなくなるというわけですね。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

また、債務者に万が一のことがあった時には、住宅ローンの返済が
なくなるだけじゃなく、他の出費も減ることになります。

例えば、食費、携帯電話代、こづかい、といった生活のために必要な
出費がなくなります。

また、車を維持していくには、7年ごとに車を買い替えるとした場合、
毎月に換算すると、5〜7万円ぐらいかかると言われていますが、
当然この出費もなくなります。

そして、これら全てを合わると、ざっと20万円ほど出費が
少なくなるのではないでしょうか?

また、これに加えて、債務者が25年以上年金を払っていたとしたら、
国から遺族年金が支給されるのですが、仮にこの年金が毎月10万円
あるとしたら?

さらに、これに加えて、奥さんの収入が毎月手取りで15万円あるとしたら?

とてもじゃないけど、苦しい生活になるとは思えなくないですか?
ましてや、1000万円以上もの価値がある家という資産もあるわけですからね。

それゆえ、もしもの時に備えて加入した生命保険は、一旦、見直した方が
いいかもしれないというわけです。

最強の保険「国民健康保険」

また、国民年金さえ支払っていれば、私たちは医療費の負担が30%で済みます。

さらに、国民年金に加入していれば、誰でも“高額療養費制度”
という制度を利用することも出来ます。
簡単に説明すると、医療費として300万円かかったとしても、
実質の自己負担は10万円程度でよくなる制度です。

それゆえ、“医療保険”には、無駄に加入する必要もなく、
もっと費用を抑えて加入するか、あるいは全くかけずに
その分現金として蓄えていくか、でいいのではないでしょうか?
入院から通院に切り替わった時に備えて。

以上のような理由から、生命保険に加えて医療保険にも
過度の加入する必要もないというわけなのですよね。

ということで、家づくりをする時には、保険の制度についても
人任せにせず勉強していただき、その上で、将来設計をしつつ
家の予算設定を行っていただければと思います。

それでは・・・。