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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

防犯と家事動線が自然と良くなる間取り

2020/10/20

こちらお家は、正面に窓が全くないのですが、

窓のない家

あえて、正面に窓をつくらなければ、家の間取りが分からなくなるため、
結果的に防犯性が高くなります。

また、窓だけじゃなく、換気扇の外部カバーや
エアコンの配管や室外機、給湯器の本体や室外機なども、
すべて家の正面に出ないようにしています。

こうすることによって、“家の外観がより美しくなる”とともに、
汚れの原因となるものがなくなれば、“家を美しく保ち続けやすくなる”
からです。

そして、家が汚れにくくなれば、外部のメンテナンス周期も多少長くなり、
結果、メンテナンスコストを、多少なりとも抑えることが出来ます。

このように弊社では、家の景観を美しく保つことも
意識しながら家づくりをしているのですが、その観点から考えると、
洗濯物を周囲から見えないようにすることも
けっこう重要なポイントではないでしょうか?

洗濯物が丸見えになると、生活感丸出しになり、
せっかくの景観が台無しになってしまうからです。

また、洗濯物を見るだけで、その家族の多くが分かってしまうため、
実は、防犯的にもやや問題あり、なのですよね。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。


防犯性が高くなれば家事も楽になる!?

こちらのお家は、外から見えない場所に、洗濯物が干せるように
なっています。
その理由の1つが防犯面への配慮です。

そして、もう1つの理由が、家事動線の短縮です。

キッチン近くに洗濯機がある脱衣室

ご覧のように、こちらのお家は、キッチン近くに洗濯機がある
脱衣室をつくっているのですが、さらに、その脱衣室が“中庭”に
面することで、脱衣室からわずか2〜3歩で洗濯物を干すことが出来ます。

しかも、“中庭”の窓は、周囲から一切見えないので、カーテンを
設置する必要もなければ、常時、窓を開けっぱなしにしておくことが出来ます。

結果、心地いい風が中庭を通り抜け、干してある洗濯物を
よく乾かせてくれます。

また、周囲から見えないということは、化粧をしてなくても、
またパジャマ姿であろうとも、人の目を一切気にすることなく、
洗濯物を干すことが出来るということだし、夜の間もずっと洗濯物を
干しっぱなしにしておくことが出来るし、その場合でも、風で洗濯物が
飛ばされる心配もありません。

そして、乾いた洗濯物を取り込む作業もメチャクチャ楽チンです。
アパートのように、リビングから手を伸ばせば、洗濯物を室内に
取り込めるわけですからね。

洗濯は毎日の作業です。しかも、子どもの年齢とともに分量が
増してくるため、その一連の作業にとられる手間も時間も、
よりいっそう増えていくことになります。

それゆえ、これからの暮らしに、少しでもゆとりをつくるためにも、
また、同時により美しい家を建てるためにも、ぜひ、こちらの住まいのような、
防犯に配慮した家づくりをしていただければと思います。
それが結果的に家事を楽チンにしてくれるわけですしね。

それでは・・・。