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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

ハイコストな家をローコストで建てる秘訣

2020/10/09

弊社が「中庭」をつくる理由は、それがその土地で懸念される
問題点を解決するための最良の手段だからです。

例えば、周囲が家に囲まれていたり、南に隣接して家が建っている場合、
近隣の家から十分な距離を確保出来ないまま窓をつくっても、
その窓から光を採ることは出来ません。

それゆえ、その解決策として、“中庭”をつくり、光を採るのに
充分な距離を確保しているわけですが、とはいえ“中庭”をつくると、
どうしても建築コストが割高になります。

“中庭”をつくると、壁の面積が増えてしまうからです。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

つまり、外壁工事にかかる費用や内装工事にかかる費用、
そして断熱工事にかかる費用などのコストが増えてしまうため、
その分建築コストがアップしてしまうということですね。

また、壁の面積が増えるということは、それに伴って基礎工事の面積も
増えることにもなるため、同時に基礎工事の費用までも
アップすることになります。

これらの理由から、“中庭”がある家は割高になるのですが、
ここからは、予算を一切上げることなく、
また、品質を一切落とすことなく、
“中庭“がある家を建てる方法について、
お伝えしていきたいと思います。

家の品質を一切落とさず建築コストを抑える工夫

そのためには、2つの工夫が必要になります。

工夫1:必要以上に部屋を大きくしない

まず1つ目の工夫が、必要以上に部屋を大きくしないということです。
例えば、あなたは、寝室の広さをどれくらいで考えているでしょうか?

仮に、あなたが、寝室は寝るだけのスペースだとお考えであり、
かつ、寝室にはベッドしか置かないとしたら、ベッドのサイズや
個数によっても違いますが、多くの場合6帖もあれば充分です。
6帖あれば、ダブルベッドを2台並べて置くことが出来ますからね。

となると、10帖つくるより4帖もカット出来ることになり、
結果100万円〜120万円もコストがカット出来ることになります。

工夫2:利用頻度を考えて部屋をつくる

そして、2つ目の工夫は、利用頻度を考えて部屋をつくる
ということです。

例えば、親御さんが泊まりに来た時や、来客時のための “和室”は、
本当に必要な部屋なのでしょうか?

仮に、この和室が6帖だとしたら、この部屋には150万円ぐらい
コストがかかっているのですが、それをつくったとして、
一体どれだけの頻度でその部屋を利用するでしょうか?

親御さんが泊まりに来た時は、子ども部屋で寝てもらうようにすれば
いいわけだし、そもそも、そんなにしょっちゅう来客が
あるわけじゃないでしょうしね。

いかがでしたか?

この2つを意識しながら、家づくりをしていただければ、
必然的に家はコンパクトになり、中庭をつくっても、
そう高くはならないでしょう。

また、家がコンパクトになれば、多少なりとも光熱費もカット出来ます。
あるいは、最小限の光熱費で、家全体を温度差のない
快適な空間にすることが出来ます。

弊社では、このような考えのもと、
家づくりをご提案させていただいているので、
そんなお家が見てみたいとお考えであれば、
いつでもご連絡いただければと思います。

それでは・・・。