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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

イニシャルコストとランニングコスト

2020/09/15

家の大きさは、単純に建築費用を左右するだけじゃなく、
それに付随して様々な費用も左右します。

例えば、冷暖房の消費電力も違ってきます。
面積が広くなった分体積も大きくなるからです。
また、建物にかかる固定資産税や都市計画税も違ってきます。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

では、土地の広さに関してはどうでしょうか?
もちろん、家が大きくなれば、その分広い土地が必要となりますよね?

そして、土地の面積が広がるとともに土地の固定資産税や都市計画税も
高くなります。
また、土地が広くなれば、その分、外構工事費用も高くなってしまいます。

つまり、家の大きさは、単純に建築コストに影響を与えるだけじゃなく、
こういった費用にも大なり小なり、影響を及ぼすというわけですね。

家をコンパクトにするためには?

それゆえ、家づくりの予算を抑えるためには、家を大きくしないことが
重要なのですが、とはいえ、やみくもに家を小さくしたのでは、
住みにくい家をつくってしまうことになるので、必要・不必要をよく
精査しなければいけません。

例えば、“廊下”などは、どうでしょうか?

廊下は、部屋と部屋をつなぐための、ただ通るだけのスペースなのですが、
この廊下をつくることによって、家の中には温度差が生まれやすくなります。
廊下へと続くドアは、基本ずっと閉めっぱなしになるからです。

結果、夏は涼しい部屋と暑い部屋の差が極端に出てしまうことになります。
また、冬は暖かい部屋と寒い部屋の差が、極端に出てしまうことになります。

部屋の数や広さなども、廊下同様によく考えてみてもいいところです。

例えば、お子さんが3人いらっしゃるとして、それぞれの子どものために、
6帖ずつの広さで部屋をつくってあげるとしたら、6×3=18帖という
スペースが必要になります。

しかし、子どもたちは、かつてあなたがそうしたように、
やがて出て行くのではないでしょうか?
つまり、ずっとその部屋を使い続けるわけじゃないということです。

この子ども部屋にも、廊下同様にコストがかかっており、
18帖という広さには、約450万円コストがかかっているのですが。
もし、この広さを縮めることが出来るとしたら
建築コストを抑えることが出来るようになります。

そして、その浮いたお金を、子どもたちと遊びに行く費用や、
子どもたちの教育資金などに、使うことが出来るようになります。

これらは、ほんの一部ですが、少しずつでも、無駄かもしれない部分を
カットすることが出来れば、家をコンパクトにすることが出来、
結果、余分な建築コストと、それに付随する余分なコストを、
抑えることが出来るようになります。

一生に一回の買い物だから妥協したくない・・・。
後悔したくないからやりたいことを全部詰め込みたい・・・。
この気持ちも分かります。

しかし、その強い想いに縛られすぎて、あなたのこれからの大切な人生を
犠牲にするようなことだけは、絶対にしないでください。

あなたのこれからのためにも、そして未来ある子どもたちを
育てていくためにも、もっと現実的に、もっと合理的に、
家づくりを考えていただければと思います。

それでは・・・。