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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

これからの家づくりで心がけておくべきこと

2020/09/11

先日、基礎屋さんからコンクリートの値段が上がったので、
基礎工事の値段を上げて欲しいという相談があったのですが、
このように建築資材の価格は、その時の時勢に応じて変化するものです。

また、以前に比べて、耐震や断熱に対する基準も高くなったため、
建築コストも高くなっているし、さらに、消費増税も行われたため、
ほんの数年前と比べても、家づくりに対する負担が、大きくなっているのが
現実です。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

他方、物価や税は上昇するも、肝心の所得の方はというと、
上がってないどころか、税や社会保険料の負担増により、
むしろ下がってしまったという方も決して少なくないのでは
ないでしょうか?

家づくりも時代に合わせてしなければいけない

それゆえ、これから家を建てるなら、出来るだけ家づくりにかかる
コストを減らすようにしなければいけません。

そして、品質を落とさず、それを実現するためには、
面積を小さくするしか方法がありません。

しかし、いくつかの理由から、家を小さくすることに対する抵抗感が
拭えず、多くの方が大きな家をつくろうとしてしまいます。

理由1:みんながそうしているから

住宅展示場や完成見学会に行くと、
1階には広いリビングの他に和室があって・・・。
2階には寝室と人数分の子ども部屋があって・・・。
各部屋に、それぞれ収納がある上に、大容量の
ウォークインクローゼットや納戸もあって・・・。
ご主人専用の書斎があって・・・。
奥さん専用の家事室があって・・・。
自分たち用の玄関の他に来客用の玄関があって・・・。
というお家をよく目にしたのではないでしょうか?

そして、このような家を見続けていった結果、多少経済的な負担を
背負ってでも、自分たちの家にも、これらの要素を求めるようになります。

理由2:家を坪数で判断してしまうから

そして、2つ目の理由が、「家はこれくらいあるものだ」という
固定概念です。
「最低30坪で、出来れば40坪ぐらいは欲しい」という。

おそらく、こうなってしまう一番の理由は、
“みんながそうしているから”だと思いますが、それだけの大きさが、
暮らし的にも予算的にも必要なものなのかどうか、そんなに深く考えずに
決めてしまっていませんか?

理由3:虚栄心から

最後に、3つ目の理由として、“小さな家を建てることが恥ずかしい”
ということも、少なからずあるのではないかと思います。

みんなより小さな家になってしまうことに対して、劣等感を抱いてしまうとか、
カッコ悪いことだと思ってしまうということですね。

また、家だけに限らず土地に関しても、出来るだけ広く買いたいという
感情を、少なからず誰もがお持ちなのではないでしょうか?

そして、冷静に自分自身の予算と照らし合わせが出来なくなり、
適正な予算を遥かにオーバーした買い物をしてしまう・・・というわけです。

いかがでしょうか?
このような理由から、また広いに越したことはないという考えから、
どうしても家が大きくなってしまうわけですが、ゆとりを持った
暮らしをしていくためには、出来るだけ家をコンパクトにし、
家のコストを抑えるようにしなければいけません。

ということで、“家はこういうものである”という固定概念に縛られず、
資金計画によって自分自身の予算を知り、その予算の中で出来る
無理のない家づくりをしていただければと思います。

それでは・・・。