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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

“日当たりが悪い土地=暗い家になる”という嘘

2020/09/04

例えば、土地面積が50坪以下と小さく、かつ南側に2階建ての家が
建っている土地で家を建てなければいけないとしたら、どのように
お家を建てて欲しいと住宅会社にご希望されますか?

出来るだけ南側の家から距離をとってもらって、一番南側に
配置してもらいたいリビングに、光が入ってきやすいように
してもらいますか?

あるいは、南からの光は諦めて、道路の方向から
光を採り込んでもらいますか?

あるいは、リビングに吹抜けをつくり、2階の窓から
光を採り込んでもらいますか?

ということで、今回は、まさに先程お伝えさせていただいたような土地で、
建てたお家についてお伝えさせていただきます。

その土地は、面積が50坪以下と小さく、かつ敷地の南側に
2階建てのアパートが建っており、パッと見た感じでは、
日当たりに難がありそうな土地でした。

また、それに加えて、ワンルームアパートであるがゆえに、
人の出入りも激しいし、かつ、人の入れ替わりも周期も早く、
防犯やプライバシー面のことも充分に考えた間取りにしないと、
安心して過ごしにくい家になってしまう・・・。
という側面を持っている土地でした。


日当たりが悪そうな土地でも南からの光を採り込む方法

そのような条件の土地で、ご提案させていただいたプランは、
「平屋」のお家でした。

“日当たりが悪い土地=暗い家になる”という嘘

そして、リビングダイニングキッチンを、敷地の一番南ではなく、
敷地の一番北に配置させていただきました。
リビングダイニングキッチンの中心に、南に面して3.5mワイドの窓を
設置しつつ、です。

このように設計することで、南に建っているアパートから
より長く距離をとることが出来、南からの日照を
確保出来るようになります。

しかも、南につくったこの窓からは、自分の家の部屋か空しか見えません。

つまり、南に建っているアパートも見えなければ、逆にアパートからも、
こちらの家の中が見えないようになっているというわけですね。

結果、カーテンで窓を閉じる必要がなくなり、光を室内に採り込める
だけじゃなく、同時に、安心して過ごしていただけるようにもなりました。

また、南の建物のせいで日陰となる場所に配置せざるをえない部屋に関しては、
南からの光に頼るのではなく、“中庭”の外壁や、室内の壁に当たった
光を反射させ拡散することで、光を届けるようにしています。

それゆえ、弊社では外壁材はもちろん、室内の壁やドアなど全てに
“白”を使い、より光を反射・拡散させやすくしているというわけですね。

いかがですか?

南側に家が建っている土地は、一見、日当たりが悪そうに感じてしまい、
誰もが敬遠してしまう土地だと思います。

しかし、間取りにこのような工夫が出来れば、むしろ、土地が持つ
悪い条件を逆手にとって、より暮らしやすい家をつくることが出来ます。

また、このような条件の悪い土地は、そもそも価格設定が安くされているし、
さらに価格交渉もしやすいことから、より安く土地が買いやすい
というメリットもあります。

ということで、「日当たりが悪い土地=暗い家になる」
という思い込みは、捨てていただければと思います。

どんな土地でも、明るくて住みやすい家をつくることは出来ますから。

それでは・・・。