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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

住宅ローンの現実

2020/08/25

家を持てば、住宅ローンや固定資産税だけじゃなく、
生涯払い続けていかないといけない電気代・・・。
家を長持ちさせるために必要なメンテナンス費用・・・。
といった維持費がかかり続けます。

それゆえ、毎月の返済額は、これら全てを理解した上で決めるように
しないといけないのですが、同時に、少子高齢化が進んでいることも
考慮しなければいけません。

つまり、今後、税や社会保険の負担が上がり、結果、給料の手取り金額が
下がってしまうこと、かつ、年金の受給金額も下がることと、年金の
受給年齢も引き上げられることを前提としてライフプランを考えないと
いけないということです。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

さらに、大学への進学が当たり前となった現在、進学を前提とした
子どもたちへの教育費用も今のうちから準備していかないと、
とてもじゃないけど全く追いつかないのではないでしょうか?

それゆえ、家を建てることによって、日々の暮らしだけじゃなく、
子どもたちの未来や自分たちの老後生活が、犠牲になるようなことに
ならないように、無理のない予算で家づくりをしなければいけない
というわけ、です。

たとえ、家というものが一生に一回しか出来ない、
夢と希望に満ちあふれた買い物であったとしても、です。

住宅ローンに対する認識を厳しく持つ

また、住宅ローンという借金は、ものすごく多額の利息を
支払うことになるローンだということを認識しておくことも大切です。

住宅ローンは、期間が長い分、雪だるま式にどんどん利息が
積み重なっていってしまうからです。

貯蓄がたくさんあり、かつ親御さんからの資金援助や土地提供が
ある方なら、ローン負担が少なくて済みますが、そうじゃないとしたら、
つまりあなたが、自己資金も少なく(あるいはなく)、土地から
購入しなければいけないのだとしたら、そもそも家づくりにかける費用を、
現実的に考えていく必要があります。

たとえ、あなたの支払い能力以上の住宅ローン融資を受けることが
出来るとしても、です。

とりわけ注意が必要なのは、夫婦共働きの場合ですね。
2人の収入を合算すれば、いくらでも借入れすることが出来てしまうからです。

銀行側から見ると、住宅ローンは、とても手堅い貸し付けです。
何にも優先して返済してくれるものだからです。

それゆえ、銀行は可能な限希望に近い金額を融資してくれようとします。
また、お付き合いがある住宅会社からの紹介ともなれば、多少厳しい
条件だったとしても、なんとか融通してくれようとするものだったりもします。

これが住宅ローンの現実です。

家を建てるときは、どうしても気持ちが大きくなってしまうものです。
それゆえ、いとも簡単に、自分たちのキャパを超える住宅ローンを
組んでしまいます。
そして、少しでも目先の返済を少なくしようと、
選ぶべきじゃない住宅ローンを選んでしまったりします。

ご夫婦2人が、なんの支障もなく働き続けることが出来るうちは、
この予算オーバーも、それほど大きな問題にはならないかもしれません。

しかし、なんらかの事情が起こり、仮に、どちらかが働けない状況に
なってしまったとしたら?

あるいは、なんとか暮らしていけたとしても、暮らしていくだけで精一杯で、
全く貯蓄していくことが出来ないとしたら?

絶対に、豊かな暮らしを続けていくことなんて出来ないですよね?

ですから、家づくりでは、先のことも考えた上で資金計画を行った上で、
自分たちに合ったローンを選び、その予算の中で、自分たちが出来る
家づくりを行っていただければと思います。

それでは・・・。