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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

平屋を建てる上で注意すべきこと

2020/08/04

2階建てより耐震性と耐久性に優れ、
2階建てより使いやすさと住みやすさに優れた平屋を、
2階建てよりもコストを抑えながら建てられるということ。

かつ、平屋にすることで、メンテナンスや将来の増築といった
ランニングコストを安く抑えられるということ。

さらに、そんな平屋が、みんなが2階建を建てるために買っている広さでも
充分建てることが出来るため、土地代に余分な予算も全くかからないこと。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

要約すると、平屋にはこのようなメリットがあるのですが、
とはいえ、もちろん平屋にも平屋なりのデメリットがあるので、
その問題をクリアしないと、決して住み心地がいい住まいにはなりません。

平屋のデメリットとは?

平屋は全ての部屋が1階になるため、日当たりが良い土地の場合、
リビングだけじゃなく各居室も全て外からの視線に
さらされやすくなってしまいます。
(丸見えになってしまうということです)

そして、その視線を遮るため、全ての大きな窓にカーテンを設置し、
かつ、そのカーテンをずっと閉めっぱなしにしてしまいます。

また、大きな窓は防犯的に不安だし、台風の時も不安だからと、
それらの窓全てにシャッターを設置するようになります。
そして、家の外観も美しくなくなってしまいます。

これが、日当たりがいい土地で考えられるデメリットです。

続いて、日当たりが悪い土地の場合ですが、
このような土地だと、たとえ大きな窓つくっても、
家の中が薄暗くなってしまう可能性が高くなります。
隣の家との距離が充分に取れないからです。

結果、朝からずっと電気をつけてないといけない家になってしまいます。

ですから、平屋を建てる場合、この丸見えと薄暗さを解決する
必要があります。
つまり・・・

プライバシーと明るさを両立させる

ことが、非常に大切だということなのですよね。
そして、そのためには光の採り方を、土地によって変えなければいけません。
そして、カーテンをしなくてもいい窓をつくるようにしなければいけません。
カーテンをしたら窓から入ってくる光を防いでしまうことになるからです。

日当たりが良い土地の場合、
必ずしも南向きに窓をつくることが正解ではありません。

また、日当たりが悪い土地の場合、
必ずしも一番南にリビングを配置するのが正解ではありません。

家づくりでは、この考え方が当たり前となっていますが、
実は、この考え方は、
丸見えや薄暗くなる最大の原因となってしまいます。

ということで、この事実を理解いただき、
平屋を建てる時は、日当たりが良い場合、日当たりが悪い場合、
いずれの場合も、それぞれで起こる可能性がある
デメリットをよく考えた上で、
間取りを考えるようにしていただければと思います。

それでは・・・。