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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

平屋に広い土地なんて必要ない!

2020/07/31

家が建っていない土地を見ると、自分が持っていたイメージよりも
遥かに狭く小さく感じてしまったことってありませんか?

そして、そう感じてしまったことにより、自分たちは2階建しか
建てることが出来ないと決めつけてしまったり、
あるいは、平屋が建てたい方などは、
もっと広い土地を探そうとしてしまっていませんか?

しかし、実際に土地に合わせて設計してみると、狭い狭いと思い込んでいた
土地にも、あなたがイメージしているよりも遥かに大きな家を
建てることが出来るんですよね。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

例えば、平屋を建てるためには、
80坪〜100坪ほど必要じゃないかとよく言われますが、
実際は50坪ぐらいあれば平屋を建てることが出来るし、
土地の条件や建てる家によったら、
40坪代の土地でも平屋を建てることが出来ます。

仮に、あなたが住みたいと思うエリアに50坪の土地があったとします。
そして、その地域では、1階だけで土地の広さの60%までつくっていいと、
建築基準法で決まっているとします。

となると、その土地には、最大30坪という大きさの平屋を
建てることが出来ます。

これを前提として、
あとは、車をとめるスペースがどれだけ必要になるのか?
ということと、その土地が持つ条件を
考慮しながら間取りを考えていきます。

2台でいいとしたら2台分の駐車場だけ確保して、残りの全てを家に
使えばいいだけの話だし、1台しか必要ないとしたら1台分の駐車場だけ
確保して、残りの全てを家に使えばいいだけの話というわけですね。
もちろん、30坪という面積を超えない範囲で。

とはいえ、仮に1階だけで30坪とれるとしても、平屋よりも2階建に
した方が、採光とプライバシーの両方が確保しやすいとしたら、
無理矢理、平屋にするというのもまた間違った考え方なので、
一概に平屋がいいというわけでもないのですけどね。

多くの方が、更地の土地を見た時、どうしても狭く感じてしまうことから、
当たり前のように2階建で家を考えてしまうし、もっと広い土地を
求めようとしてしまいますが、現実はそう考えるべきではありません。

土地に余白をたくさんつくってしまったら、庭の工事費用も余分に掛かるし、
後々、その維持管理に四苦八苦してしまうだけです。

また、無駄に広い土地を買ってしまうと、工事費用や維持管理手間だけでは
なく、生涯払い続ける固定資産税も余分に支払わなければいけなくなります。

ですから、土地を決める時は、自分たちだけで決めるのではなく、
また不動産屋さんに相談するのでもなく、住宅会社に見てもらい
そこで建てられる家を知った上で、土地を決めるようにして
いただければと思います。

もちろん、住宅会社ならどこに相談してもいいってわけじゃないですけどね。
その会社が、平屋についてポジティブな考え方と充分な知識を
持っているかどうかを確認してからご相談するようにしてください!

それでは・・・。