2020/06/30
窓からサンサンと降り注ぐ太陽・・・
リビングダイニングキッチン全体に満遍なく行き届く光・・・
高く広がる圧倒的な空間・・・
青空にプカプカと浮かぶ雲を眺めながら、
ソファーでボーッと過ごす休日の朝・・・
これらは、吹抜けをつくることによって得られる日常のシーンなのですが、
“吹抜けをつくると寒くなる・・・”
というネガティブなイメージが存在することから、
「吹抜けはつくりたくない!」と思われている方が、
けっこういらっしゃるのではないでしょうか?
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
確かに、吹抜けをつくれば、その分体積も広くなるし、暖かい空気は、
冷たい空気よりも軽いため、上の方に暖かい空気が逃げていってしまいます。
それゆえ、そのイメージはあながち間違ってはいません。
しかし、敷地条件によっては、“吹抜け”が必要な場合もあるし、
そうじゃない土地の場合でも、“吹抜け”をつくることで
様々なメリットを得ることが出来るため、そのデメリットを最小化する
工夫をしなければいけません。
まず1つ目の工夫は、“断熱性と気密性を高めること”です。
つまり、外部からの影響を受けにくくし、中の空気を
逃がしにくくするということですね。
2つ目の工夫は、“床暖房をつける”ということです。
足元が暖かくなれば、体感温度がグンとアップするからです。
エアコンの空気は、足元まで届かないまま自然と吹抜けに
逃げていってしまいやすいため、足元から暖めることによって、
熱が逃げるデメリットを最小化するというわけです。
そして、最も大事なのが3つ目の工夫です。
それは、“家を出来るだけ小さくする”ということです。
面積を小さくすれば、それに連動して体積も少なくなり、
結果、冷暖房効率が高くなります。
また、この3つ目の工夫は、コストを上げる要因となる、
1つ目や2つ目の工夫とは逆に、コストを下げるというメリットを
持っています。
それゆえ、3つ目の工夫を取り入れることで、1つ目や2つ目の
工夫によって増えるコストを、意識的に調整することをオススメしています。
あれもこれもと欲張ることで、予算オーバーしてしまうと、
経済的に苦しくなってしまうだけですからね。
ということで、コストを上げることなく、いい家を建てるために、
家を小さくするという選択肢もお持ちいただければと思います。
大きな家はコストも高くなるし、光熱費も税金も高くなるし、
掃除の手間もかかるだけですから。
それでは・・・。