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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

明るく開放的な家にするための2つ目の工夫

2020/06/12

太陽の光がたっぷり入ってきそうな方角には、大きな窓をつくりたいと
思うものだし、実際、家がより明るくなるように、太陽の光が期待出来る
方角に、大きな窓を多くつくることでしょう。

しかし、外から見た時、大きな窓がたくさんあって明るそうだなーと
感じるお家のほとんどは、そのイメージとは裏腹に、
家の中が薄暗く閉鎖的な空間であるのが現実です・・・

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

では、なぜそのようになってしまうのでしょうか?

外から丸見え問題

南側が開けている土地に家を建てる場合、南側には大きな窓をつくります。
しかし、その家は外から家の中が丸見えになってしまいます。
それゆえ、その問題を解決するために、丸見えとなる窓全てに
カーテンをつけることになります。

しかも、光を通すレースカーテンだけでは、依然、家の中が丸見えになるため、
遮光カーテンまで閉めることになります。

また、直射日光が暑過ぎるし眩し過ぎるため、遮光カーテンどころか、
シャッターまで下ろしている家がありますがこうなると、家の中に太陽の光が
全く入ってこなくなってしまいます。

そして、家の中が暗くなり、家の中を明るくするために、
朝からずっと照明が必要になってしまうというわけです。
また、家の中が閉鎖的になってしまうというわけです。

窓本来の役割を果たしてもらうように設計する

それゆえ、明るく開放的なリビングダイニングキッチンにするためには、
視線を遮断するために、カーテンをしなければいけない窓をつくらないように
設計しないといけません。

そして、視線を遮断するためのカーテンが必要ない家に出来れば、
家の中から外の景色が見えるようになり、中と外がつながっているように
感じるため、圧倒的な広がりと開放感を感じることが出来ます。

また、家の中から窓を通して、空を眺めることが出来るようにもなるため、
贅沢な気分で過ごすことが出来るようになります。

なにより、一日を通して、光が安定的に室内に入ってくるため、
安定した明るさを保ち続けることが出来るようになります。

家の中に光をもたらすことは、窓が担う大切な役割の1つです。
そして、家づくりで大切なことの1つが、窓にその役割を
果たしてもらうことです。
この結果、明るく開放的な住まいが出来上がります。

ということで、外から見たら明るくて開放感があるように見えるのに、
いざ、中に入ってみると、薄暗くて閉鎖的な家にならないようにするために、
この真実を知っておいていただければと思います。

では、次回は開放感をさらに感じさせてくれる
アイデアについてお伝えしていきたいと思います。

それでは・・・。