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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

無理に家賃よりローンを上げるべきではない理由

2020/04/24

家を建てる誰もが、たくさんのご要望をお持ちだと思いますが、
家はただ単に要望から出来上がるものではなく、環境(敷地条件)に
合わせてつくるものだし、また、予算を守りながら建てることが、
何より大切なことです。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

それゆえ、必ず予算を決めてから家づくりを、スタートさせることを
オススメしているのですが、あなたはご自身の予算について
どのようにお考えでしょうか?

家賃プラス2〜3万円が当たり前ってホント?

今の家賃に2〜3万円プラスした○万円ぐらいの返済金額で
家づくりをしている方が多いとか、それぐらいの返済金額で
家づくりをするのが当たり前だと、住宅会社から言われました、
という話をよくお聞きします。

多くのご家庭が共働きであることから、もちろん、その返済金額は
今はそれほど無理がないかもしれません。

しかし今後は、
可処分所得がどんどん減っていきます。税や社会保険の負担が
上がっていくことで、手取り金額が下がっているにもかかわらず
老後資金を今からコツコツと貯蓄していかないといけないからです。

それゆえ、今の状況だけじゃなく将来のことまで考えた上で、
家づくりの予算設定を行うようにすべきなのですよね。

家づくりの負担を上げるべきではない!

もし、あなたの家賃が○万円だとしたら、あなたは○万円の範囲内で
住宅ローンの返済額を設定すべきです。
そして、その返済金額から逆算して出た予算内で、家づくりを
行うようにすべきです。

そして、家に回そうとしていたお金を、全て将来のために
貯蓄していくべきです。

例えば、iDeCoという個人型確定拠出年金を、あなたはご存知でしょうか?

iDeCoは、年金なので、60歳を過ぎるまで掛けたお金を下ろすが
出来ないのですが、掛けたお金が全額所得控除になる
というメリットがあります。
また、受取り時にも税制優遇を受けることが出来ます。

例えば、あなたが30歳の共働きのご夫婦だとして、
ご主人に毎月2万円、
奥さんに毎月1万円、
iDeCoに加入していただくとしましょう。

となると、収入にもよりますが、iDeCoに加入することで、ご主人は
年間で24万円所得控除が増えることになり、もし所得税の税率が
10%だとしたら、年間24,000円も所得税を安くすることが出来ます。

また、同時に住民税も年間24,000円安くすることが出来ます。
そして、住民税が安くなれば、保育料もそれに連動して安くすることが
出来ます。

奥さんも、年間で12万円所得控除が増えるようになるので、
仮に所得税率が5%だとたら、年間6,000円所得税が安くなり、
年間12,000円住民税が安くなることになります。

簡易的ではありますが、これを30年間ずっと続けることが、出来たとしたら、
合計で198万円も節税をすることが出来る、というわけですね。

つまり、年金の上乗せ分を1080万円(3万円×12か月×30年)
増やせるだけじゃなく、さらに198万円お金を増やすことが出来る
ということですね。

ということで、家づくりをする時は、今のことだけを考えるのではなく、
将来のことも同時に考えた上で、予算設定をしていただき、その予算内で
将来のことまで考えた家づくりをしていただければと思います。

それでは・・・。