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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

平屋には、本当にそんな広い土地が必要なのか?

2020/03/13

一般的に、平屋には、
「価格が高くなる」というイメージと、
「土地がかなり広く必要である」
というイメージがあります。

しかし、平屋は価格が高いのかというと、
実際はそうではないし、
思っているよりも遥かに小さな土地面積で
平屋を建てることが出来ます。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

例えば、不動産屋に行き
“平屋を建てたい”と言うと、
「80〜100坪は土地が必要ですね」
と言わることが多いのですが、
実際は、60坪もあれば
土地を持て余すぐらい
大きな平屋を建てることが出来ます。

また、下の図は、
50坪という土地面積なのですが、

50坪という土地面積

これくらいの広さがあれば、
4人家族が暮らすのに
充分な広さの平屋を建てることが出来るし、
車も3台とめることが出来ます。

しかし、50坪の土地には、
当たり前のように2階建てばかりが建っています。

周りに建っている家が2階建てばかりだし、
日向部分だけに家を建てようとするからだし、
2階建てに囲まれて平屋を建てた場合、
日当たりや明るさに不安を感じるからです。

これらの理由から、
平屋を建てるとなると、
50〜60坪といった土地ではなく、
80〜100坪もある広大な土地を、
すすめられてしまうわけです。

しかし、その結果、
なにもかもがコストアップしてしまう・・・
というわけです。

まず、土地の取得費用に
余分なコストがかかってしまいます。

例えば、55坪あれば
充分であるにもかかわらず、
100坪もの土地を買ってしまった場合、
坪単価が20万円だとしたら、
20万円×45坪=900万円も
余分に土地代がかかってしまうという感じですね。

また、外構工事費用も、
余分にかかることになります。
周囲の塀の長さも長くなれば、整地したり、
コンクリートを打つ面積が増えるからです。

さらに、固定資産税も高くなってしまいます。
しかも、60坪を超える部分に関しては、
60坪以下の部分の2倍税金がかかることになるため、
想像以上に高い納税をしなくてはいけなくなってしまいます。

しかし、なにより大変なのは、
庭の維持管理ではないでしょうか?

若いうちは、身体も元気なので、
草抜きや手入れは面倒ですが、
別段問題はないでしょう。
しかし、歳をとった時、
この庭の維持管理は間違いなく大変になります。

それゆえ、コスト的に考えても、
メンテナンス的に考えても、
無駄に広い土地を買わないようにすべきなのですよね。

これが、2つ目の土地取得費用を、
最大限にカットするために秘訣です。

土地探しや土地選びは、
不動産屋さんと一緒に行うのではなく、
住宅会社と一緒に行うべきです。

そして、そのためには、
まずは無理のない資金計画を行い、
自分たちの土地予算を明確に出すこと、
かつ、土地探をする前に、
住宅会社を決めていただくことをオススメしています。

土地に無駄に余分なコストを
掛け過ぎてしまわないためにも、
正しい知識をつけてから
家づくりを進めるようにしてください。

それでは・・・。