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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

生涯豊かに暮らしていくために必要な知識

2020/01/21

家を建てるとなると、
長期間で住宅ローン借入れをすることになりますが、
その際は、今後の流れも考えた上で、
返済金額を決定し、返済年数を設定し、
住宅ローン商品を選定し、冷静に予算設定を行いつつ、
その予算の中で実現可能な家づくりをしなければいけません。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。


その1:物価は上昇している

まず、知っておくべきことは、
物価は徐々に上がっていっているということです。

1つ例にとれば、
ここ最近は大学への進学が当たり前となっていますが、
大学の授業料も、以前に比べると
上がっていることをご存知でしょうか?

現在の国立大学の授業料は、
初年度が約82万円で、
2年目以降は約53万円が平均だと言われていますが、
約30年前は約25万円が平均だったことを考えると、
2倍以上になっています。

手取り金額はどんどん減っていく・・・

続いて、知っておくべきことは、
手取り金額が徐々に減っていっているということです。
給料から天引きされる経費が、
上がっていっているからです。
このまま少子高齢化が加速すれば、
ますます私たちが納める社会保険や税の負担が上昇し
2035年には天引きされる割合が60%にまでなってしまう・・・。
つまり、手取金額がわずか40%になってしまうかもしれない・・・。
と言われています。

老後資金は自己責任で備えていかなくてはいけない時代

さらに、少子高齢化によって、
私たちがもらえる年金は確実に減ります。
それゆえ、その不足資金を、
若い時からコツコツと貯めていかなければいけません。

たとえば、iDeCoという個人型の確定拠出年金は、
会社員なら毎月23,000円を上限に、
積み立てをしていくことが出来るのですが、
iDeCoで積み立てたお金は、
全額所得控除してくれるため、
その節税効果によって、
銀行にお金を預けているよりも遥かにお金が増えます。

それゆえ、貯金=銀行という固定概念を払拭し、
老後に向けて合理的に資産形成していくことが、
とっても大切なのですよね。

可処分所得が減っていく・・・

これらを、まとめてみると、
手取り金額がどんどん減っていくのに対し、
物価は上がっていくし、
老後のための資産形成もしていかなくてはいけないのが、
これから私たちが迎える現実です。

つまり、自由に使えるお金(=可処分所得)が、
どんどん減っていくようになる・・・というわけですね。

ということで、
家づくりをするにあたっては、
まずはこの現実をしっかりご理解いただければと思います。

それでは・・・。