2020/01/14
一番キレイに保ちたいのに、
一番キレイになりにくいのが、
リビングダイニングキッチンです。
もっとも、家族みんなが、
寝る時間以外の時間を過ごすことになるのが、
このリビングダイニングキッチンなので、
生活感がないぐらいキレイに保つことは
不可能に近いことかもしれないのですが、
とはいえ、合理的に間取りを考えれば、
ずいぶんと片付けやすく、
掃除しやすい家にすることが出来ます。
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
リビングダイニングキッチンが
ゴチャゴチャなってしまうのは、
以下の2つが主な原因です。
散らかる最大の原因は、
収納のつくり方が悪いことです。
そして、これを解決する方法は、
管理しにくい奥行きが深い収納をつくらず、
逆に、管理しやすい奥行きが浅い収納をつくることです。
なんせ、リビングダイニングキッチン周辺には、
細々したものばかりあるわけですからね。
リビングダイニングキッチンにある荷物の90〜95%は、
子供たちのモノではないでしょうか?
学校道具に習い事などの鞄や教材、
マンガやおもちゃや趣味のモノ、
パジャマや制服、普段着、などなど。
リビングダイニングには、
これらの荷物が雑然と置かれ、
足の踏み場すらない状態と化してしまっている・・
というのが、家を建てた多くのご家庭の現実です。
なぜか、子供部屋を2階につくることが
家づくりのルールの1つとなっていますが、
実は、この当たり前こそが、
リビングダイニングを散らかしてしまう原因となります。
おそらく子供たちは、
中学に進学するまでの間は、
2階にある自分たちの部屋を、
それほど使うことはないでしょう。
その理由は、怖いからかもしれませんし、
親から離れた場所で過ごすのが嫌だからかもしれません。
あるいは、いちいち2階に上がるのが
面倒くさいからかもしれませんし、
その全てなのかもしれません。
しかし、そのしわ寄せは、
リビングダイニングが散らかってしまう・・・
というところにやってきます。
また、子供部屋を2階につくった場合、
1階に和室をつくらざるを得なくなり、
結果、200万円ぐらい余分な建築コストを
支払うことになってしまいます。
それゆえ、合理的に間取りを考えるのならば、
子供部屋を1階につくるという選択肢も
あってはいいのではないでしょうか?
子供部屋を1階につくれば、
子供が自分たちの荷物を、
部屋に持っていってくれやすくなるし、
自分の部屋を使ってくれやすくなります。
親の近くで過ごすことが出来るからです。
結果、リビングダイニングに散らかる荷物が
少しでも少なくなるのではないでしょうか?
また、子供部屋を1階につくれば、
わざわざ和室をつくる必要もなくなるため、
その分建築コストをカットすることが出来るようになります。
ということで、
せっかく高いお金を出して建てた家を、
ずっとキレイに保ちやすくするためにも、
家づくりの固定概念に縛られず、
頭を柔軟にして家づくりをしていただければと思います。
それでは・・・。