2019/11/05
例えば、あなたが4人家族で、
あなたの年収が400万円、
奥さんの年収が200万円だと仮定したら、
マイホームに毎月払っていくことが出来る無理のない金額は、
おそらく7万円前後ではないでしょうか?
となると、仮に35年返済で、
住宅ローンを借りるとしたら、
2500万円が、このご家庭にとって無理のない金額である
ということになります。
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
そして、この金額に、
自己資金を合わせた金額が、
家づくりの総予算ということになるので、
この予算の中で、買える土地、建てられる家を
計画していくようにしなければいけません。
しかしながら、このご家庭の場合、
夫婦の収入を合算すれば、
銀行でも、3500万円前後もの金額を借りることが出来てしまうし、
フラット35であれば、さらに1000万円プラスの
4500万円前後もの金額を借りることが出来てしまうため。
借りていい金額と借りることが出来る金額を勘違いしてしまうと、
大幅に予算オーバーした土地を購入してしまい、
また大幅に予算オーバーした家を建ててしまい、
その結果、大幅に予算オーバーしてしまいます。
では、仮に土地で500万予算オーバーし、
家で500万予算オーバーし、
合計1000万円予算オーバーし、
3500万円という金額を銀行から借りるようになったとしましょう。
この場合、1.2%の全期間固定金利で
住宅ローンを借りるとしたら、
毎月の返済金額は約10万円ということなります。
しかしながら、この世帯のご家庭が
毎月10万円ものローン返済をしていこうと思うと、
日々の暮らしに様々なしわ寄せがやってきます。
そして、それを避けるために、
安易に金利が安く設定されている
変動金利を選んでしまうようになるのですが、
もし、0.6%という3年固定型の住宅ローンを選んでしまうと、
毎月の返済は9万円と、
1万円でも抑えることが出来るようになるものの、
3年経過後に、無条件で金利が上がってしまうため、
わずか数年後には、全期間固定金利を選んだ場合よりも、
もっともっと厳しい生活を強いられるようになってしまいます。
子供たちの食費や学費だってどんどん増えていくし、
物価だって徐々に上昇していっているし、
今後は税金や社会保険料だってどんどん上がっていくでしょうからね。
ですから、あなたがこれから家づくりを真剣にお考えであれば、
まずは、あなた自身にとっての
ベストな予算を知ることから始めてください。
銀行が貸してくれる金額と、
あなたが借りていい金額は違う
ということをご理解いただいた上で、
決して無理をすることなく、
自分自身にとってのベストな予算の中で
実現可能な家づくりを行っていただければと思います
それでは・・・。