2019/09/24
家を建てるとなると、
多くの方が“2階建て”であることを当たり前として考えてしまい、
かつ、2階部分には、当たり前のように
子供部屋が来るものだと思い込んでしまっています。
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
しかし、2階に子供部屋をつくった場合、
子供たちは自分の部屋を活用しにくくなります。
“上下にいちいち持ち運びするのが面倒くさいから”です。
また、子供たちにとって、
親の気配が感じられない個別の空間で過ごすことは、
お化けが出そうな気がして不安でたまらないものです。
それゆえ、あまり自分の部屋で過ごそうとはしません。
その結果、子供たちの荷物が1階のLDKに全て散乱することになります。
遊び用具はリビングに・・・。
学校用品はダイニングに・・・。
着替えはソファーの上に・・・。
そこで、弊社がよくご提案させていただくのが、
1階に子供部屋をつくるという選択肢です。
1階に子供部屋を作れば、親の気配も感じられるし、
自分の部屋を最初から活用してくれやすいからです。
1階に子供部屋をつくれば、
子供たちの荷物を子供部屋に置くことが出来るようになり、
リビングやダイニングやソファーの上から余分な荷物が減り、
リビングがいつもスッキリします。
いわば、子供部屋が子供用の収納になり、
また子供用リビングになるという感じですね。
この結果、突然の来客があっても、
焦ることなく客人を迎えることが出来るようになります。
2階建てありきで家を考え、子供部屋を2階につくった場合、
1階に和室を余分に作ろうとしてしまいます。
家庭訪問の時や親御さんが泊まりに来た時などのことも考慮して、です。
しかし、実際のところは、和室はそれほど頻繁に使いません。
約200万円ものコストをかけてつくったにもかかわらずです・・・。
その点、子供部屋が1階にあれば、
家庭訪問や親御さんが泊まりに来た時も、
この部屋をうまく利用すればコトが足ります。
家庭訪問時は、
子供たちの荷物を子供部屋に詰め込んでおけば、
スッキリきれいなリビングに先生を案内出来るし、
親御さんが泊まりに来た時には、
子供部屋で寝てもらえばいいわけですからね。
多くの方が、今の状況だけを考えて
家の予算や間取りを考えてしまいがちですが、
忘れてはいけないのが、老後もずっとこの家で過ごすということです。
もし、1階に部屋や収納が少なかったら、
将来500万円以上も余分な出費をしてまで、
老後用の部屋や収納を作らないといけなくなります。
ですから、将来のムダな出費を減らすという観点からも、
1階に子供部屋をつくるという選択肢を
お持ちいただいてもいいのではないでしょうか?
子供部屋に限らず、家づくりでは、
知らず知らずの間に縛られてしまっている固定概念が数多く存在します。
そして、その固定概念によって、
余分な出費が増えてしまったり、家を使いにくくしてしまったりします。
ですから、正しい知識を身につけつつ、
より視野を広げていただきながら、
あなたにとってのベストな家づくりをしていただければと思います。
それでは・・・。