ニュース

ニュース

工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

土地探しで勘違いしがちな6つのこと 〜後編〜

2019/09/10

不動産屋さんに土地探しを頼んでしまうと、どうしても
土地に予算を使い過ぎてしまうことになります。
というのも、不動産屋さんの儲けは土地の価格に大きく
左右されるため、なるだけ土地価格の高い土地を
すすめられることになるからです。
そしてその結果、不動産屋さんが提携している驚異的に
ローコストな住宅会社で家を建てるという選択肢が
濃厚になってしまいます・・・。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

では今回も、前回の続きをお伝えしていこうと思います。

勘違いその4:いきなり不動産屋さんに土地探しを依頼してしまう

土地探しをする時には、いきなり不動産屋さんに相談に行くのではなく、
まずあなたにとっての土地予算を把握するようにしなければいけません。
そして、あなたが土地に費やせそうな予算の幅をしっかり把握した後、
不動産屋さんに相談するようにすべきです。

その予算が曖昧なままお願いしてしまうと、あなたが探している
エリアで、誰もが気に入りそうな高い土地からすすめられることになり、
そんな土地は確実に高い価格設定になっていますし、また、即決しないと
いけないように追い込まれ、問答無用で決断せざるを得なくなってしまいます。

勘違いその5:南道路の土地が一番良い

日当たりが良いということは、直射日光がたくさん当たるということ
なのですが、しかしながら、直射日光がたくさん当たる所に大きな窓を
たくさんつくってしまうと、そこは同時に丸見えにもなってしまうと
いうことでもあります。

さらに、北に配置されがちなキッチンや洗面などの水回りに日が
全く当たらなくなってしまいやすいのも、この南道路の隠れた
デメリットだったりします。

となると、せっかくの日当たりはなんのためのものなのだろう?
ということになってしまいますよね??
カーテンやシャッターだって決して安い買い物ではなく、
むしろ高い買い物なわけですしね。

土地探しをする時には、南道路にこだわる必要は一切ありませんし、
むしろ南道路以外の土地の方が、値段は安く設定されているし、
値引き交渉もしやすいし、けど実際は、全然暮らしやすかったりするのです。

勘違いその6:土地は形が良い方が家が建てやすい

何も建っていない状態の土地は表示の広さよりも狭く感じてしまうものなので、
どうしても形が良く、より広い土地を求めてしまうようになります。

注文住宅の良い所は、どんな土地でもそれに合わせて間取りや外観の設計が
出来るところですし、一見条件が悪そうな土地はそもそも価格設定が安く、
さらにそこから値引きしてもらいやすかったりするので、家づくりの総コストが
抑えられることにつながるというメリットを持っています。

いかがでしたか?
おそらく土地探しや土地選びは家づくりで最も難しく、
時として家が欲しいと思う気持ちをくじかせるものです。
その土地探しを、より柔軟に出来るようになるためにも、
知らず知らずの間に受け入れてしまっている当たり前を
一度疑ってみていただければと思います。

それでは・・・。