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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

変動と固定では、なんと○百万円も予算が違う!?

2019/08/30

住宅ローンには、変動型の住宅ローンと固定型の住宅ローンの
2つがありますが、このどちらを選ぶかによって、予算が大幅に
違ってくることになります。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

例えば、あなたの状況が、
【自己資金として準備出来るのは100万円】
【毎月の返済額は75,000円まで】
だとしたら、変動型と固定型では以下のような違いが
生じることになります。

変動型の場合の予算

変動型の住宅ローンも、銀行や商品によって金利がバラバラですが、
仮にあなたが選んだ変動型の住宅ローン金利が、保証料も込みで0.9%
だとしたら、返済年数を35年で設定した場合、75,000円の
返済金額で借りることが出来る金額は2700万円ということになります。

となれば、これに自己資金の100万円を足した2800万円が、
あなたの予算ということになります。

固定型の場合の予算

他方、固定型は少なからず変動型よりも金利設定が高くなっているので、
借入出来る額が少なくなってしまいます。

仮に、保証料込みの金利が1.4%だとしたら、返済年数が35年で、
返済金額が75,000円の場合、借入出来る金額は2500万円。
しかも固定型の場合、保証会社に支払う事務手数料とローン締結の
契約書に貼る収入印紙代、融資手数料など余分な手数料がかかってくる
ことになります。
仮に借入金額の2%かかってくることになるのであれば、50万円もの
余分な費用がさらに必要となり、土地や家にかけることが出来る予算が、
さらにその分減ってしまうというわけなのですよね。

これ以上返済負担を上げたくないし・・・かといって先が読めない
変動型を選ぶのは不安だし・・・というのであれば、単純に250万円
家づくりの予算をカットするしかありません。
そして、そのためには、土地探しと家の設計を別々に考えるのではなく、
並行して考えていく必要があります。

つまり、土地探しを先にするのではなく、住宅会社と一緒に
土地選びを行ない、土地に予算を掛けすぎないようにする必要が
あるのですよね。

また、家も大きな家にすればするほどコストも高くなってしまうので、
家の中の無駄を省くことで、可能な限りコンパクトにする必要もあります。
もちろん、暮らしやすさや性能はしっかりと確保しながらです。

ということで、まずはあなたにとっての予算を知ることから始め、
住宅会社と一緒に土地探しもするようにしていただければと思います。
これが、建てた後もゆとりある生活を維持しつつ、お気に入りの
住まいづくりをする最大の秘訣ではないでしょうか?

それでは・・・。