2019/08/16
明るくて住み心地に優れた家にするための吹抜け、耐震や断熱など、
家には確実に掛けておくべきコストというものが存在するわけですが、
それに伴って家全体のコストがどんどん上がっていってしまったのでは
意味がないので、削ることが出来るところは、削る工夫もしていかなくては
いけません。
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
家のコストを抑えるために根本的に必要なことは、「廊下」「部屋数」「部屋の広さ」の
3つの無駄を省き、家の面積を小さくするということです。
どんな家にしたいのか?ということをお聞きさせていただいた時、
「廊下が絶対に欲しいです!」と言った方は、今まで1人もいませんでした。
廊下をつくればコストがかかるだけでなく、家の中に温度差が生まれることで
余分な光熱費がかかりやすくもなります。
ですから、廊下を限りなくゼロにすることが家のコストカットには
必要不可欠になってきます。
家を2階建てありきで考え、個別の部屋は2階だという固定概念に
縛られてしまうと、ほとんど使うことがないであろう客間を1階に
つくってしまいます。
使用頻度が低くなるであろう部屋は、個別でつくらないことも、
家のコストカットには欠かせない要素となります。
6帖の部屋を1室カット出来れば、120万円〜150万円ものコストカットになります。
ですから、子供部屋を1階につくり、子供部屋と客間を兼用で使うようにするなど、
柔軟な考えを持つようにしていただければと思います。
「寝室は10帖は欲しいです!」とおっしゃる方がいますが、そこになにを
置きますか?とお聞きすると、「ダブルベッドしか置きません」という回答が
返ってきます。
10帖の部屋は4.42m×3.51mの空間ですが、1.4m×2mのダブルベッドを置いた場合、
かなり無駄な余白がたくさん出来てしまいます。
ダブルベッドしか部屋に置かないのであれば、2.6m×2.6mの4.5帖の部屋や、
そこまで縮めなくても6帖もあれば充分なのではないでしょうか?
もし、その余白となる4帖を縮めることが出来れば、それだけで70〜100万円もの
コストをカットすることが出来ます。
いかがですか? 家のコストをアップさせずに、本当に住みやすくて
カッコイイ家にするためには、現実的に考えると、これら3つの空間に
生じるであろう無駄を、最大限にカットしていくことが必要不可欠となります。
コストをアップさせて、広さと住みやすさの両方を妥協しない家にするか?
広さを妥協して、コストと住みやすさに妥協しない家にするか?
住みやすさを妥協して、コストと広さに妥協しない家にするか?
(これはありえないですが・・・。)
さて、あなたならどれを選びますか?
それではまた次回・・・。