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工務店の社長がつぶやく『失敗しない賢い家づくり』の豆知識

「平屋が高い」という思い込み

2019/08/02

「平屋」と聞いてパッと思い付くのは、「高そう・・」という
イメージではないでしょうか?
 
家の価格の指標の1つに「坪単価」がありますが、この坪単価で
家の価格の高低を決めている方は、「平屋=高い」という結論に
至ってしまいます。
なにせ、同じ材料を使ったとしても、2階建てと平屋では10万円ほど
坪単価に差が生じるわけですからね。

おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。

しかし、家の価格を「総額」で考えるとなると、平屋は決して高くはありません。
 
まず平屋の場合、2階へとつながる階段がいりませんから、
2帖(1坪)×2階=4帖(2坪)家が小さくて済むようになります。
 
また平屋では設計次第で廊下をゼロにすることが出来ます。
2階建ての家で個室を2階に配置した間取りだと、
必然的に3帖〜4帖(1.5坪〜2坪)くらいの廊下がつくられますが、
それがカット出来るようになります。
 
2階がなくなれば、トイレが1箇所でよくなり、1帖(0.5坪)の面積だけでなく、
便器や水道工事の費用もカットすることが出来ます。
 
2階建ての場合、多くの方がお子さんの遊び場所や荷物置き場として使う
1階の和室も、全ての部屋を入居した瞬間からフル活用することが出来る
平屋なら必要ないからです。
もし親御さんが泊まる機会があったとしても、子供部屋を使えば
わざわざもう1室余分な部屋をつくる必要はありませんよね。
 
和室を4.5帖つくり、収納を1.5帖つくった場合と比べれば、
4.5+1.5=6帖(3坪)面積をカットすることが出来るということですね。
 
以上の4つで約7坪ほど面積をカット出来るようになります。
2階建て33坪の家を考えているとしたら、33坪―7坪=26坪の平屋でも
充分な部屋と収納を保てるというわけですね。
 
仮に、2階建ての家を税別坪単価50万円×33坪=1650万円としたら、
同じ材料を使って建てた平屋は、税別坪単価60万×26坪=1560万円で
建てることが出来るという感じですね。
 
ということで、なんとなく頭の中にイメージしてしまう先入観だけで
物事を判断しないように気を付けていただければと思います。
 
人生で家の購入ほど高価なものはありません。家に対して正しい知識を身に付け、
家に負担を掛け過ぎないようにし、お洒落な住まいと同時に豊かな日常を
手に入れませんか?
 
それではまた次回・・・。