2019/07/19
家づくりをする前に、知らず知らずの間に受け入れてしまっている
間違った常識があるということさえ知ることが出来れば、建てた後の
不満を大きく解消することが出来ます。
おはようございます。
株式会社ミズシマの新内です。
例えば、誰もが家の中は明るくしたいと思うことでしょう。
しかしながら、残念な事実ですが、せっかく新築したにもかかわらず、
朝からライトをつけないといけない家が数多く存在します。
丸見えを防ごうとして、窓という窓全てにカーテンを付けてしまうからです。
明るさを優先すれば、生活を周囲の人にさらけ出してしまうことになるし・・・。
プライバシーを優先すれば、薄暗い家になってしまうし・・・。
明るさとプライバシーを両立することが出来る間取りづくり。
これが、本当に暮らしやすい家にするためには欠かせない要素となってきます。
続いて、明るさと同様に、多くの家が実現出来ていないことが、風通しの良さです。
というのも、ほとんどの窓が、カーテンが開けられないからです・・・。
窓にもいくつか種類があり、その使い分けによってうまく風を
コントロールしましょうということを唱える識者がいますが、
これも窓が開けられることが大前提のうんちくです。
入口が開けられても出口が塞がっていては、風の通り道が塞がれて
しまっているわけですから、そもそも開けられる窓をつくることが
家づくりでは非常に大切なポイントになってきます。
洗濯動線も、矛盾した提案を行なっている住宅会社が数多く存在します。
給湯器の兼ね合いもあって、キッチンと洗面を近くにレイアウトすることが
ここ最近の間取りの当たり前になっていますが、これだけを実現しても、
家事の時短も出来なければ、楽な動線が出来上がるわけではありません。
また、2階のベランダで洗濯を干すとなれば、一番遠い所まで洗濯物を
運搬しないといけなくなってしまいます。そして、取りこんでたたんだ洗濯物を、
また1階に下ろしてこないといけなくなります。
ですから洗濯に関しては、一連の作業全てが楽に行なえることを
前提とした間取りにしなければいけないというわけです。
さらに、多くの方がリビングは広くつくってスッキリとしたお洒落な空間にしたい・・・。
とお考えになっていると思いますが、これもその気持ちとは裏腹に、
多くの家が、入居半年後にはいつも片付かない雑然としたモノだらけの
狭苦しいリビングになってしまっています。
それは、必要な場所に収納が足りないからです。
ただ、収納を多くつくれば、それに連動して面積が増えることになるので、
家のコストが上がってしまうことになります。ですから、コストを上げずに、
この散らかりを解決するためにはどうすればいいのか?を間取りづくりでは
考える必要があるのですよね。
いかがですか?今回は、4つのポイントについてお伝えさせていただきましたが、
まだまだ他にもあるので、この続きはまた次回お伝えさせていただきたいと思います。
それではまた次回・・・。