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2026.01.24
大きな買い物の心得 家編
土地の坪単価は、
同じ価値のある場所であれば
広さによって大きく変わるものではありません。
そもそも土地は、
土地ごとに単価が設定されているため、
その単価に広さを掛け算すれば、
自分で簡単に価格を算出することができます。
一方で家は、
同じ価値の家をつくったとしても、
家の大きさによって坪単価が変わる
という性質を持っています。
そのため、
土地のように
自分で簡単に価格を計算することができません。
さらに、
家を建てるためには
非常に多くの工事が必要になりますが、
「どこまでを建築費に含めるのか」というルールが
業界全体で統一されていません。
このことも、
家の価格を正確に把握しにくい
大きな理由の一つです。
また、
外構工事についても、
購入する土地の広さや現況、
そしてどのような家を建てるかによって
費用は大きく変わります。
場合によっては、
数百万円単位で差が出ることも珍しくありません。
このような背景があるため、
初めて家を建てる方が
家づくりにかかる費用を
正確に把握するのは
決して簡単なことではないと思います。
とはいえ、
価格を曖昧なまま進めてしまうと、
後から必ず「しわ寄せ」がやってきます。
そこで今回は、
家を建てる前に最低限知っておいてほしいこと
についてお伝えしていきたいと思います。
ちなみに、ここで言う「しわ寄せ」とは、
- 予定していた資金では足りないことが判明し、
追加ローンでカバーする - 残していた自己資金を取り崩して対応する
- 親御さんに頭を下げ、
資金援助をお願いする - 最悪の場合、
外構工事に手を付けられず、
未完成のまま放置してしまう
といった選択を
迫られる状況のことを指します。
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
ここからは、
「家の価格」と「外構の価格」に分けて
お話ししていきます。
✔️ 「家の価格」
家の価格は、
大きく分けると
「本体工事」と「付帯工事」に分かれます。
ただし、
この境界線は非常に曖昧で、
それぞれを正確に把握するのは
簡単ではありません。
だからこそ、
「結局、全部でいくらかかるのか?」
という視点で
把握する癖をつけることが
最も大切だと考えています。
多くの方が、
「家の価格に当然含まれているだろう」
と思っているにもかかわらず、
実は別項目として扱われやすいものが
いくつもあります。
例えば、
- 浄化槽費用
- 照明器具費用
- 設計費用・各種申請費用
(長期優良住宅・ZEH・耐震等級3など) - 給湯器費用
- カーテン・カーテンレール費用
- 屋外給排水工事費用
- 仮設工事費用
(仮設トイレ・仮設電気・仮設水道など) - 造作家具工事費用
- 地盤改良費用
- 外構工事費用
- 太陽光発電・蓄電池費用
などです。
これらは本体工事とは別に表示されることが多く、
建築会社が作成する資金計画書では、
- 家具・家電費用
- 銀行関係の諸経費
- 登記費用
- 火災保険・地震保険費用
といった
「諸経費」の欄に
まとめて記載されていることが少なくありません。
これらを見落としてしまうと、
建築費が実際よりも
ずいぶん安く感じられてしまい、
価格に対する認識が
曖昧になってしまいます。
実際には、
建築工事全体で
3,300万円必要なのに、
項目を細かく分けて表示されることで、
「建築工事は2,500万円で済む」
ような錯覚を
起こしてしまうわけです。
そして、
これらの費用を正直に含めた
3,100万円の見積もりを出している会社よりも、
実質的には200万円高いにもかかわらず、
見た目には600万円安く見える会社と
そのまま商談が進んでしまう、
という結果を招くこともあります。
少し極端な例かもしれませんが、
これが、
価格をあえて分解し、分かりにくくすることで
生まれる効果です。
きちんと勉強し、
慎重に家づくりを進める方であれば
この仕組みに気づくことができますが、
直感や勢いで進めてしまうと、
このテクニックに
簡単に引っかかってしまい、
結果として
非常に高い買い物をしてしまうことになります。
だからこそ、
家の価格については、
「結局、全部でいくらかかるのか?」
を的確に把握できるように
なっていただきたいと思います。
それでは……。