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2025.12.27
豊かさの定義
「豊かさ」とは何か?
― “無駄”の捉え方が家づくりの質を決める ―
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
「豊かさ」という言葉は、人それぞれ解釈が違います。
家づくりにおいてもその定義は多様であり、
特に「無駄」とされる空間や要素をどう捉えるかで、
設計の方向性や価値観が大きく変わってきます。
✔️ “無駄”がもたらす心のゆとり
たとえば、とても広い玄関。
来客を迎える空間としてのゆとり、
日々家に帰るたびに感じる開放感と誇らしさ。
それは確かに、日常の中に「豊かさ」を感じさせてくれるものです。
誰かを招いたときにも褒められるし、
自分自身の気持ちが優雅になれる空間――
その価値は決して「無駄」とは言えないでしょう。
✔️ 視点を変えると見える“もうひとつの豊かさ”
一方で、同じ空間を必要最小限に設計することが、
別のかたちの「豊かさ」につながることもあります。
たとえば玄関が1坪(約2帖)広くなるだけで、
コストはおよそ70〜80万円増える可能性があります。
その分の予算を、
- 家族旅行に回す
- お子様の習い事や夢のために使う
- 老後のために資産形成(NISAなど)に充てる
といった、「暮らしそのものを豊かにする」選択肢に使うこともできるわけです。
✔️ 弊社の家づくりのスタンス
Tsumugu Houseでは、
「最小限のもので、最大限の豊かさを」
という価値観を大切にしています。
そのため、設計段階で「もしかして無駄かもしれない?」と思えるものに関しては、
お客様と一緒に見直しながら、できるだけ省くご提案をしています。
以下、具体的な例をご紹介します。
● 廊下
広い廊下は一見立派で余裕のある印象を与えますが、
**“ただ通るだけの空間”**であれば、わざわざ広く取る必要はありません。
通路にコストをかけるより、
居室や収納に資金を充てたほうが、より実用的で満足度も高まります。
● 客間
親御さんや来客に使ってもらう部屋も、使う頻度が少ないのであれば、
約250万円ものコストを投じるのは見直しの余地があります。
例えば:
- まだ使っていない子ども部屋を一時的な寝室として使う
- リビングに布団を敷いて宿泊してもらう
といった工夫で十分対応できます。
● 寝室・子ども部屋の広さ
寝室や子ども部屋も、広ければいいというものではありません。
必要最低限の広さを確保できていれば、そこに余計なコストをかけるより、
その分をインテリアや外構に回す方が、満足度の高い家になります。
● 土地の広さと外構費
建てる家に対して土地が広すぎると、
外構費(フェンス・駐車場・庭など)も余分にかかります。
「建物にぴったり合ったサイズの土地」を選ぶことで、
無駄な出費を防ぎながら、計画的な家づくりが実現できます。
✔️「無駄=悪」ではない。けれど…
もちろん、
- 広い土地に大きな家を建てたい
- おもてなしのための客間が欲しい
- 豪邸感を演出したい
という明確な目的があれば、そこに予算をかけるのは正しい選択です。
大切なのは、自分たちが本当に求める豊かさのかたちを明確にすること。
それによって「どこに予算を使うべきか」が自然と見えてきます。
✔️ 弊社の「豊かさ」への考え方
Tsumugu Houseでは、
「無駄をつくることで豊かさを演出する」のではなく、
無駄をなくすことで“本質的な豊かさ”を生み出すことを大切にしています。
限られた予算の中で、住まいも暮らしも、人生そのものも豊かになるように。
そんな家づくりを一緒に考えていけたらと思います。
それでは…。
年末年始の投稿はお休みさせて頂きます。
年明けは1月14日より再開する予定です。
皆様良いお年をお迎えください。