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2025.11.05
ローンの明暗
ローンを背負わない方がいいのか、
それともローンを背負った方がいいのか。
そして、どうせローンを組むなら
「少し背伸びしたくらいの方が頑張れる」という意見もあります。
確かに一理あると思いますが、
この議論で大切なのは「その度合い」です。
たとえば現在、世帯年収700万円あれば
収入合算でおよそ8倍、約5,500万円ほどの融資を
銀行から受けることができます。
共働きの場合はもちろん、
仮にご主人だけでこの年収を得ていたとしても、
この金額いっぱいまで借りる判断は絶対に避けるべきです。
たとえ土地を買って家を建てるために
このくらいの予算が必要だとしても、です。
(例:土地1,500万円、建物3,300万円、外構400万円、諸経費300万円 ― よくあるケースです)
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
理由は簡単で、
その収入が維持できなくなった瞬間、
家を手放さざるを得なくなる可能性が極めて高いからです。
おそらくこの収入で5,500万円のローンを組むと、
貯金にまわせる余力がほとんどなくなるでしょう。
そのため、金利が上がった際に繰上げ返済で返済額の上昇を抑えることも難しくなります。
✔️ すべてのリスクに備えることが大切
住宅ローンには「団体信用生命保険(団信)」が含まれており、
もし債務者に万が一のことがあれば、残債はゼロになります。
しかし、それはあくまで“もしものとき”に限った話です。
不慮の事故や病気などで「働けるけれど収入が減る」場合、
ローンはそのまま残ります。
借入額が“現在の収入”を前提に組まれていると、
生活はただただ住宅ローンに追われることになります。
さらに、出産や育児で奥さまの収入が減ることもありますし、
親の介護、転職、会社の経営状況や成績によって
収入が上下する可能性もゼロではありません。
だからこそ、
たとえ銀行が貸してくれる金額であっても、
また「住みたい場所」「理想の家」を実現するために
それだけの費用が必要だとしても――
十分なリスク対策ができない状態での借入は避けるべきです。
✔️ 妥協は「悪」ではない
とはいえ、
お子さまを良い環境で育てたい、
暮らしの質を上げたいという想いは誰にでもあります。
そのために、賃貸よりも「持ち家」の方が良いと考えています。
なぜなら、持ち家であれば太陽光発電を設置でき、
今後上昇が予想される電気代の負担を大きく抑えることができるからです。
ですので、家づくりの際は
まず「家にかけられる予算」を決めること。
そしてできればその前に、
**専門家によるライフプラン(人生設計)**を立て、
将来起こりうるリスクを踏まえた上で
「家に使ってもいい金額」を導き出してもらうことをおすすめします。
その結果、
希望していた地域で建てられないかもしれません。
理想の家を少し諦めることになるかもしれません。
あるいは、住む場所や間取りに妥協が必要になるかもしれません。
ですが――
現実を理解した上で建てる家こそ、後悔のない家づくりです。
不安に怯えることなく、安心して質の高い暮らしを送る。
欲しいものを買い、行きたい場所に行ける。
子どもたちにも十分なお金をかけてあげられる。
そんな暮らしができるのが本当の“いい家”ではないでしょうか。
そのために、
「ローン(借金)」の怖さを正しく理解しておくこと。
そして、ローンを“良いもの”にできるかどうかを意識すること。
これを忘れずに、家づくりを進めていきましょう。
それでは、また。