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2025.11.01
平屋のおかしなイメージを払拭
ここ数年、若い世帯のあいだでも
「平屋を建てたい」という声がぐっと増えてきたと感じます。
それでもまだ、「平屋=年配の方の家」といった
固定的なイメージが根強く残っているのも事実です。
実際、「平屋は高そう」「平屋は贅沢そう」「平屋はお金持ちの家」というような印象を
持っている方も多いのではないでしょうか。
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
もちろん、年齢を重ねて足腰に不安が出てくる頃には、
上下移動のない平屋が理想的であることは間違いありません。
ただ、それは何も“年配の方だけの話”ではありません。
誰だっていずれ年を重ねていくわけですし、
「歳をとったら平屋に建て替えよう」と思っても、
現実的にはそう簡単にできることではありません。
だからこそ、最初から平屋で建てておく方が理にかなっている、
と私は思うのです。
✔️ 平屋と2階建て、実は価格差はほとんどない
「平屋は高い」と思われがちですが、
実を言うと、2階建てとそれほど差はありません。
なぜなら、平屋には階段がないぶん面積を小さく抑えやすいからです。
廊下も最小限で済みますし、
すべての部屋と収納を1階にまとめることができるため、
無駄な動線や余分な空間をつくる必要がありません。
たとえば、35坪の2階建ての家を
同じ間取りで平屋にしたと仮定してみましょう。
- 階段をなくすことで 約2坪削減
- 廊下と2階トイレを省くことで さらに約2坪削減
合計で約4坪分コンパクトにでき、
31坪の平屋にすることが可能です。
2階建ての坪単価を80万円、
平屋の坪単価を90万円と仮定して試算すると——
- 35坪 × 80万円 = 2,800万円(2階建て)
- 31坪 × 90万円 = 2,790万円(平屋)
ほぼ同額になります。
つまり、面積を合理的に設計すれば、平屋のほうがむしろ安く建てられる場合もあるのです。
もちろん、数字上は面積が小さく見えますが、
ワンフロアのつながりによって空間の「体感」はむしろ広く感じられます。
視線が抜け、天井を高く取れる分、
開放感は2階建てよりも圧倒的に優れています。
✔️ 子育て世代ほど平屋がいい理由
これは私自身の経験からも強く感じることですが、
子どもの部屋は2階よりも1階にある方が断然使いやすいと思います。
小さな子どもたちはいつも親の近くで過ごします。
2階に部屋をつくっても、結局はリビングで遊ぶ時間のほうが長く、
おもちゃや絵本を毎回2階に片付けに行くのは現実的ではありません。
その結果、リビングが散らかりやすくなる…というのは
多くのご家庭に共通する悩みではないでしょうか。
子どもの部屋が1階、しかもリビングの近くにあれば、
片付けも楽になり、親の目も届きやすくなります。
「ただいま」「いってきます」も自然に顔を合わせられる距離感で、
家族のつながりを感じやすい住まいになります。
さらに、家事動線も大きく改善されます。
洗濯や掃除に上下移動がなくなるだけで、
日々の負担は想像以上に軽くなります。
階段がない分、ルンバのようなロボット掃除機も
家中をストレスなく走り回ってくれます。
つまり、平屋は家事・育児・仕事を同時にこなす世代にこそ最適な住まいなんです。
「平屋=高い」「平屋=年配向け」という固定観念にとらわれず、
土地の条件や暮らし方を冷静に見つめ直してみてください。
数字だけでは見えない“暮らしのしやすさ”や“将来の快適さ”まで含めて考えれば、
平屋という選択がどれほど合理的で、
そして長く安心できる住まいかがきっと見えてくるはずです。
それではまた・・・。