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2025.10.18
価格表示に惑わされない
家の価格表示には明確なルールがないため、
誰もが「正確にいくらで家が建つのか」を把握しにくいのが実情です。
例えば、A・B・Cの3社に「2500万円で家を建てられますか?」
と聞いたとします。いずれも「大丈夫です!」と答えてくれたとしても、
実際にプランを進めてみるとその中身に統一性がない
──なんてことがよくあります。
A社では浄化槽や設計費用などの付帯工事費が入っていなかった。
B社では消費税が含まれていなかった。
C社だけが、付帯工事も消費税もすべて含まれていた。
……結果、表面上は同じ「2500万円」でも、
内容によって大きな差が生じてしまうのです。
そして不足分は「別途費用」として積み上がり、
外構や家具に充てるはずだった予算を圧迫してしまう。
これが家づくりにおける「最悪の落とし穴」となります。
おはようございます。
Tsumugu Houseの新内です。
こうした「後から予算が狂う問題」を避けるために、
家の予算を伝える際は
「外構工事を含め、すべての費用をまとめた金額でお願いします」
と依頼することをおすすめしています。
ただし、注意すべきはこれだけではありません。
家の価格を誤解しやすいもうひとつの要因
──それが「坪単価」という考え方です。
✔️ 坪単価という落とし穴
「坪単価○○万円」という表現は一見シンプルですが、
実際には非常に複雑な要素を含んでいます。
まず、家の面積が大きいほど坪単価は下がり、小さいほど高くなります。
理由は、水回り設備(キッチン・浴室・洗面・トイレなど)の有無で、
1坪あたりにかかるコストが大きく変わるからです。
大きな家では「設備がない部分」が増えるため坪単価は下がり、
小さな家では「設備の比率」が高くなるため坪単価は上がります。
さらに、付帯工事や消費税の有無によっても金額は大きく変動します。
- 付帯工事150万円が入っていなければ、実際は2650万円。
30坪で割ると坪単価が約5万円変わる。 - 消費税が入っていなければ、実際は2750万円。
30坪で割ると坪単価が8万円以上変わる。
このように「表示の仕方」次第で、坪単価は大きく見かけが変わってしまいます。
✔️ 材料と形状による違い
また、同じ面積でも使う材料次第で坪単価は大きく変わります。
外壁材や床材、内装仕上げ材などをどう選ぶかによって、
5万・10万単位で差が出ることも珍しくありません。
さらに、家の形状も重要です。
例えば100㎡(約30坪)の平屋を建てるとして、
- 10m×10mの正方形なら外壁は40m。
- 12.5m×8mなら41m。
- 20m×5mの細長い形なら50m。
外壁の長さが増えれば壁の面積が広がり、
外壁材・断熱材・壁紙などの工事費が跳ね上がります。
つまり、同じ30坪でも形状次第でコストは全く違ってくるのです。
✔️ まとめ
このように「坪単価」という価格表示は便利な目安に見えますが、実際には
- 会社ごとの費用の含み方
- 家の面積
- 使用する材料
- 家の形状
といった要素に大きく左右される、非常に不安定な指標です。
だからこそ、坪単価だけに惑わされず、
全体像を理解して判断することが大切です。
正しい知識を持っていただくことで「予算の勘違い」
からくる後悔を未然に防ぐことができます。
それでは・・・。