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2025.09.17
ミニマムコストで収納を充実させる方法

収納スペースを増やす=床面積を増やすこと、
と考えがちですが、それは建築コストの増加に直結します。
現在の建築費で考えると、
収納を2帖(=1坪)増やすだけで、
- 1階部分なら70〜80万円
- 2階部分でも50〜60万円
のコストアップになります。
しかも2階の収納は使い勝手が悪く、
実際にはあまり活用されないケースも多いのです。
とはいえ、現代の暮らしにおいて収納不足は深刻な悩み。
家を建てるなら、その問題をしっかり解決したい
と考える方がほとんどでしょう。
そこで今回は、
金銭的な負担を増やさずに収納を充実させる方法をお伝えします。
解決策は2つ
Tsumugu Houseが提案する解決策は次の2つです。
- 平屋にすること(もしくは子ども部屋を1階に配置すること)
- 壁面を有効活用すること
1.平屋にすると収納不足が解消しやすい
平屋にすると、すべての部屋と収納が1階にまとまり、
上下移動がなくなるため、荷物の散乱リスクが減ります。
特に子どもたちはお母さんの近くで過ごす時間が長いため、
リビングやキッチン周辺に物が集まりがちです。
2階に子ども部屋があっても、
そこに毎日荷物を片付けるのは現実的ではなく
結局1階に置きっぱなしになるケースがほとんどです。
その点、子ども部屋を1階に設けると、
その部屋の収納や空間自体を子どもの荷物置き場として活用できるため、
収納不足の解決につながります。
「平屋は高い」という思い込みを解消
「平屋にすると建築費が高くなるのでは?」
と心配される方も多いですが、必ずしもそうではありません。
- 階段が不要になる
- 廊下をほぼゼロにできる
- 余分な部屋を設ける必要がなくなる
これらによって、2階建てと同等、
場合によってはそれ以下の費用で建てることが可能です。
2.収納力は「床」ではなく「壁」で決まる
収納を床面積で増やそうとするとコストが膨らみますが、
壁を増やすことで収納力は大幅にアップします。
そのカギは「窓の数を減らすこと」。
窓を減らせば壁が増え、同時に建築コストやカーテン代も下がります。
ただし、窓を減らしても十分な採光を確保するためには、
窓と間取りの設計が重要です。
最小限の窓からしっかり光を取り込める家にすることで、
光不足の心配なく壁を増やせます。
まとめ
「収納は多く欲しい、でもコストは抑えたい」
――そんな願いを叶えるためには、
- 平屋にする(または子ども部屋を1階に配置する)
- 窓を最小限にして壁を有効活用する
この2つの工夫が効果的です。
コストを抑えつつ、暮らしやすい収納計画を実現したい方は、
ぜひ参考にしてみてください。
それでは・・・。