ブログ

ブログ

2025.06.28

積立資金の捻出方法 2

積立資金の捻出方法 2

【保険は本当に必要?】
家づくりを機に見直したい「学資保険」と「医療保険」

こんにちは。Tsumugu House(ツムグハウス)の新内です。
岡山でこれからマイホームを建てるご家族に向けて、
家づくりと同じくらい大切な「お金の話」をお届けしています。

「結婚したら生命保険」「子どもが生まれたら学資保険」
これは昔からよく聞く話ですよね。

けれど、学資保険は“当たり前に入るもの”ではないと、
私たちは考えています。

✔ なぜ学資保険に入らなくていいの?

理由はシンプルで、お金がほとんど増えないからです。
銀行預金と変わらない低い利回りで、
しかも運用期間は18年と短く、
さらに死亡保障まで付いているため、
そのぶん掛け捨て部分も多くなってしまいます。

つまり、「備え」にはなっても
「増える仕組み」にはなっていないんです。

✔ 学費はどう準備すればいいのか?

おすすめしているのは、
「学資保険に回そうと思っていたお金をNISAに回す」ことです。

例えば、お子さん2人に1万円ずつ学資保険をかけようとしていたなら、
その2万円を「つみたてNISA」などに投資して、
コツコツ資産形成をしていくイメージです。

ただし、お子さんが大学進学するタイミングまでに
「NISA」で十分にお金が増えていない可能性もあるため、
学費は無理せず「奨学金」を活用するのが現実的です。


✔ 奨学金の活用を前提に「NISA」は老後資金に

奨学金は、
・銀行の教育ローンよりも圧倒的に金利が低い
・返済開始は卒業から半年後
と、家計負担を考える上でもかなり合理的な制度です。

そして、「NISA」で増やした資産には
できるだけ手をつけないことが大切です。

「複利」の力でお金は雪だるま式に増えていきます。
これは老後に年金で足りない分をカバーする
「自分年金」として、とても重要な資金になります。

✔ 医療保険も“最低限”でOK

最後に、医療保険についても触れておきます。

日本には
・健康保険(医療費3割負担)
・高額療養費制度(自己負担の上限あり)
という非常に優れた公的制度があります。

たとえば300万円の医療費がかかったとしても、
自己負担は10万円前後で済むケースも多いんです。

✔ 保険料は“投資資金”に回す時代へ

保険に入りすぎて毎月の固定費が膨らんでいるご家庭は、
・生命保険(団信があるから見直し可能)
・学資保険(運用効率が低いため不要)
・医療保険(最低限で十分)
この3つをしっかり見直すことで、
月数万円の余剰資金が生まれることもあります。

その資金は「NISA」での積立投資に回して、
未来の安心に変えていきましょう。

✔ 次回予告:「頭金の使い方」について

次回は、保険の見直しと並んで家づくりと密接に関わるテーマ――
**「頭金は入れるべきか? それとも投資に回すべきか?」**
についてお話ししたいと思います。

家を建てるタイミングだからこそ、
家計の土台から見直すチャンスです。
今後の暮らしに、より安心と余裕をつくっていきましょう。

それではまた・・・。